逆襲のシャア

ガンダムシリーズもこの「逆襲のシャア」で一段落でしょうか。今夜はちょっと早めに帰宅できたので、借りておいたこのDVDをゆっくり鑑賞できました。以下、ガンダム初心者の初見での浅〜い感想です。至らぬ点はご勘弁いただきたいと思います。
一言で言うと「シャア!貴様はテロリストに成り下がったのか!」って感じ。地球に住む人の粛清って、アンタ何様なの?でもさぁ、ララァに関する個人的な感情からアムロとの一騎打ちにこだわりを見せるシャアさんなら、もしも地球にあなたの愛人がいたら、アクシズも5thルナも落とさなかったんだろうな。
科学的な考証がどこまでされているかわかりませんし、5thルナの質量がどのくらいなのかもわかりませんが、衛星または小惑星、コロニーでさえも、地球に落下するという事は、かなりの気候変動をもたらすことが予想されます。落下のインパクトそのものもさることながら、巻き上がる大量の砂ぼこりなどが地球を覆い、太陽光をさえぎり、気候変動→食料危機→大量餓死、ということで、地球人口がかなり減少するであろうことは予想できます。そうでなくても人類の経済活動は環境保全とは相容れない面が多く、つまりは人類が生きていくという事は、常に地球を「食いつぶしていく」事であるわけで、わざわざ破壊しなくても徐々に破壊されているわけですから、それを加速してどうする?ってツッコミたくなります。
余談ですが、最高の「地球環境保護」とは、「人類だけうまく絶滅させる事」だと思うことがあります。どうするのが良いのかなぁ、核は環境を壊すからダメ、化学兵器や細菌兵器も同様、これは「人造人間が人間だけを選択的に殲滅して行く」っていうDBみたいな展開かなぁ?…あ、これ、言葉の遊びというか、思考実験ですので、テロリストと同一視しないでくださいね。
環境の話の次は、「女心の取り扱い方」です。シャア大佐、自分に好意を寄せる少女を、うまいこと兵隊に仕立てるよなぁ。自分の周囲にも、ちょっと似たタイプがいまして、思いを寄せてくる女の子の心を次々に手玉に取ったりする男子、また、優しそうなお兄さんに甘えてちょいとその気にさせて男心をもて遊んであとはプイっていう女子もいました。(かくいう私ももて遊ばれた一人ですが、あとで話を聞いたら同類がたくさんいて驚きましたw)そういう皆さんに対しては目一杯の反感を持つなぁ。いつも「たった一人を愛すればそれでいいじゃん」と思います。いえ、モテないヤツのひがみ、と言われれば、それまでなんですけどね…。
そんなわけで、シャア大佐、アンタのやり方、間違ってます。迷惑かかる人間がたくさんたくさん出てきます。まぁ、それもこれも興行成績のためなんでしょうか?つまり、シャア・アズナブルという人物には、やはり徹底的に敵方になってもらう方が、対立の構図が描きやすく、ストーリー的にもわかりやすいんでしょうね。
ガンダムシリーズとしては、最も人気のある「アムロ vs シャア」を持ってきて、シリーズの一段落を図ったのでしょう。まぁそれも良し。いろんな事を考えさせられたという点で、楽しませてもらいましたから。


で、またこんな本を買ってしまいました。なんだかんだで、ガンダム、楽しんでますw

ガンダム「武器・防具」伝 (PHP文庫)

ガンダム「武器・防具」伝 (PHP文庫)

ガンダム合戦伝 (PHP文庫)

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今週は忙しくて巡回してないんです。自分のブログの更新で手一杯。これから久しぶりに巡回しようっと。