機動武闘伝Gガンダム

ガンダム・シリーズを引き続き見ています。予定とは順番が前後しましたが、先日「機動武闘伝Gガンダム」を見終わりました。

機動武闘伝 Gガンダム 1 [DVD]

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これ、すごく楽しめました。いろんな意味で(笑)。ある意味「トンデモ作品」と呼んでも良いくらいで、これでもか、とツッコミどころが次から次へと出てきて、実に面白かったです。
でもこれ、純真な少年ガンダムファンとか、ファーストガンダム原理主義者とかの皆さんにとっては、言ってみれば『許せない作品』なんじゃないかと思います。放映時はきっといろんな論議を呼んだでしょうね。
まだ見ていない方のためにざっくりと説明します。各国代表が出てきてバトルを繰り広げたり、修行して強くなったり、ライバルと友情を育んだり、ある意味『ガンダムキン肉マン』とも言えるでしょう。出てくるガンダムの造形からして実にバラエティに富み…というよりは「なんでもアリ」状態で、どんな形状の物体にもガンダムの顔をつければガンダム何々を名乗れるという具合です。努力・友情・勝利、これって少年ジャンプの三本柱じゃないですか(笑)。そういえば、カンフー系の描写も多く、『ガンダム男塾』かもしれません。あぁ、『聖闘士ガンダム』っていう例えも成り立つなぁ。
主人公の熱血度が高いと思ったら、キャラクターデザインは「逆境ナイン」などを描いている島本和彦なんですね。メインとサブの主人公が5人っていうのはこの作品からでしょうか。各自キャラ立っていて漫画としては面白いんですけど、出身国に対するステレオタイプ的なイメージが強すぎて、外国では放映できないんじゃないかなぁ。…ってか、悪役にされた国はかわいそうだぞ。あ、国はあくまでネオなんとかなので、実在の国とは関係ないですか、そうですか、すみません。
う〜ん、ツッコミどころ、たくさんありすぎて憶え切れませんし、書き切れません。もしあなたが「トンデモ系を楽しめる心の余裕」のある方でしたら、見てみてください。マジメなガンダムファンでまだ見ていないって方は、見ない方が良いかも。


以下、ストーリーなどが書いてありますので、これから見る人のために隠します。


「拝啓、ドモンさん」のコーナー(要するに、ツッコミ所覚え書き)

  • 指パッチンで「ガンダームッッッッッ!」と叫ぶだけでガンダムが現れる!このメカニズムって説明されましたっけ?
  • 必殺技がシャイニングフィンガー。指先っていうのはどうなんだろ?なんか、力不足を感じるんですけど…。影慶の毒手を連想した私って、一体…?w
  • アメリカと言えばアメリカンドリーム。拳一つで成り上がる…ですか。ガンダムの頭部はアメフトのヘルメット(それもキッカーw)がモチーフみたい。そういえば「男塾」のJもアメリカ出身だっけ?
  • 中国と言えば拳法。中国何千年の伝統。それにしては…軽いよw、サイ・サイシーくん。
  • フランスと言えば貴族、騎士道精神とバラの花w。ガンダムもマントをはおり、ナポレオンハットがモチーフのようです。マリアルイゼ姫がもっとわがままキャラかオーッホッホッホキャラだと面白いwんだけど。
  • ロシアと言えば収容所。で、アルゴは囚人…って連想もなかなかひどいですなw ナスターシャが回を追うごとに良い味になってくる。
  • この流れで行けばジャパンはサムライかニンジャでしょう(笑)。ガンダムは「神風ガンダム」…って、すぐに散りそう。
  • …かと思ったらニンジャ的役割はなぜかドイツに…。
  • メキシコのが「テキーラガンダム」。このネーミングだけで一晩楽しめました。ローカル版ガンダムファイトって、あったら面白いじゃないですか?沖縄出身「泡盛ガンダム」とか、鹿児島出身「焼酎ガンダム」とか。新潟出身「純米ガンダム」は、「吟醸ガンダム」から「ガンダム大吟醸」へと進化する。形は、ワンカップ→一升瓶→酒樽と。造形としては、秋田の「なまはげガンダム」が面白そう。ちなみにわが県からはあのお方…印籠を持っている「黄門ガンダム」…あまり発音したくないんですけど…w
  • イギリスがかわいそう。すっかり卑怯者扱い。ジョンブルって皮肉っぽく使われる単語じゃなかったかなぁ?勘違いかなぁ?チャップマンというとマーク・チャップマンを思い出してしまいますが、それって狙い通り?
  • デビルガンダム東方不敗が出てきたあたりから俄然面白くなってきました。それまでは「今度のガンダムは子供向けかなぁ?」という感じでしたけど、このあたりからツッコミ所も多くなります。
  • 回転する火の玉の真ん中に東方不敗の顔が付いているのはどうも…。って、こういうのに慣れないとこの先が見られないという…w
  • ついでに、ガンダムの顔の輪郭にパイロットの顔を書き入れるのは…どうしても違和感がありました。
  • ガンダムヘッドがにょきにょき…子供はうなされそう…あれ、たぶん、ろくろ首がヒントでしょ?妖怪まで来ちゃったか…。ところで皆さん、イトミミズって知ってます?
  • シャッフル同盟の、そもそもの云われを忘れてしまいました。出てすぐやられちゃったから無理もないけど、先々累々と語られることになるんだから、もう少し重みのある描写はできなかったのかなぁ?つーか、憶えてないだけか。
  • ギアナ高地での修行ですけど、研いでない刀は切れないの当たり前…ってか、武士たるもの、いつ何時でも刀の手入れをおこたるべきではないのでは?刀は武士の魂と申す。(あ、武士じゃなかったか、失礼…)でも、その上でさらに心を研ぎ澄ましてこそ至れる境地があるのではないかと…。
  • 決勝大会の舞台、男塾の冥凰島を思い出しました。ランタオ島って実在の島なんですね。
  • 突然ですけど、東方不敗を見る度に、後藤隊長(特車二課第二小隊)を思い出しました。
  • 「俺のこの手が真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!爆熱!ゴッド・フィンガァァァァァー!!」…これ、叫ぶだけで7秒くらいかかるんですけど…その時間あったらアンタ、何発か食らっちゃうんじゃない?あるいは、逃げられるとか…
  • いつの画面だったか、目標をロックオンていう表示が「ROCK ON」になっていた。あっ、未来の話だから、スペルも変わっているのね、そうか、そうか。
  • 決勝大会のガンダム達はいよいよもって造形がスゴイです。ネーデルガンダムコブラガンダム、マンダラガンダム、ノーベルガンダム、ああテキーラガンダムが懐かしいw
  • ガイアクラッシャーって技は地球に優しくないよな、全く。
  • 東方不敗マスターガンダムの馬型乗機「風雲再起」は、同名の馬がパイロットであることが明らかに!…でもそしたら、ゼウスガンダムの馬はどうなんでしょ?


あぁー、まだまだ書き切れていないけど、笑い疲れてきました。最後に、この覚え書きで参考にさせていただいたサイトをご紹介します。この方なりのツッコミが入れてあって秀逸です。この場を借りて、御礼申し上げます。ありがとうございました。