フォトケア in つくば

筑波大学付属病院へ天体写真展「フォトケア in つくば 〜病院の中の宇宙(そら)〜」を見に行ってきました。


リンクはこちら → フォトケア in つくば


筑波大学付属病院は、だいぶ前に知り合いのお見舞いに行ったきりで、すごく久しぶりです。事前に調べたところ、写真が展示してあるのは外来病棟の1階と2階。休日は外来がないとのことなので、行っても見ることができるかどうか不安でした。でも、堂々と面会受付にて「天体写真展をやっていると聞いて見に来たんですけど、見られますか?」と、場所をたずねました。(向こうの人に「わざわざ見に来る人もいるぞ!」とアピールする意味もこめて。)すると親切に教えていただき、誰もいない外来病棟でゆっくりと鑑賞できました。逆に、外来のある日だったら人がたくさんで、落ち着いて見られないし、産科外来とか、女子トイレ入り口とか、たいへん立ち止まりづらい場所もあったりします(笑)。


facebookでこの写真展を教えてくださった方の作品が、1階の外来廊下に入ってすぐ、2枚目という印象的な場所にありました。「固定撮影で風景が写ったもの」というのが今回の応募条件ですが、いわゆる「ぐるぐる」の作品が意外に少なく(露出を短時間にとどめたものが多い)、さらにこの作品は、見たことのない異国の都市の前景があり、たいへん印象に残るものとなっております。実は事前に予習しておきまして、アケルナル、きょしちょう座、みずへび座、はちぶんぎ座、ふうちょう座、はえ座などを楽しむことができました。
もちろん、他の皆さんの作品も傑作揃いです。山あり、海あり、桜あり、都市星景はもちろん、ドームのスリット越しや、マウナケア、テカポ湖、石垣島のVLBI…と、前景も実にさまざま。銀塩による作品もけっこう見受けられ、印象に残りました。


外来廊下は窓も大きく明るくて、天体写真を見るには外の風景が映ってしまったりしますので困る面もありますが、病院としてはたいへん良い感じを受けました。院内にはスタバもあり、田舎の病院しか知らない身には「びっくりぽん」です。ロボットスーツの展示もあって、さすがに大学病院だなと思った次第です。

お近くの方、3月末までの予定ですので、ぜひ見に行ってきてください。特に、星景写真を撮られる方には、いろいろと参考になる点もあると思いますよ。