ISS(国際宇宙ステーション)は、日夜地球の周囲を回っていますが、たまたま月の手前を通ることがあります。(太陽もあります。)そういう時はシルエットとなって見えるわけですが、今夜、地元でそれが見えるという予報を、みゃおさんから入手。見える範囲はすごく限られていますが、予報されている、家から30分ほどの地点まで出かけ、一応、その現象を捕らえました。
…といっても、わずか1秒のできごと。しかも、目で見ていても全く気がつきませんでした。デジタル一眼レフを動画モードにして、1コマずつ見てやっとわかる…というもの。動画をそのまま見ると、一瞬、ピンぼけの虫が月を横切った、という感じです。
動画ですが、いつもと逆で、1秒を24秒に引き延ばしてあります。動画は1秒間に24フレーム撮るのですが、1フレーム1秒のコマ送りにしてみました。前後に1コマずつ加えましたので、合計26秒です。
うーん、よくわかりませんね…。後半の、月の海(暗い部分)を通過している頃に少しわかるかな、という程度です。
動画から切り出したjpgを「比較暗合成」したもの。上の動画の、約1秒分の26フレームを1枚に合成したものです。
わかりづらいので部分拡大します。右下から左上へ、一瞬で通過しました。
うーん、もっと高感度の設定にして、シャッタースピードを早くしないと、形がよくわかりませんね。あるいは、口径の大きな望遠鏡を使って光量をかせぐか…。んでもまぁ、一応撮れたのでよしとしましょう。
あ゛ー、しかし、平日なのに2日続けて観測に出かけて、疲れたわぁ…。