今夜の一杯「竹鶴」

ニッカウィスキーの「竹鶴」を飲んでみました。近所のスーパーでワゴンセールに180mlのミニボトルが出ていたので、迷わず買ったものです。12年と17年がありました*1。ニッカの製品ラインとしては、この上に、さらに21年、35年*2があります。
今回のウィスキーはいわゆるシングルモルトではありません。モルト同士をヴァッティング(=ブレンド)したもので、ピュアモルトと呼ばれます。この「竹鶴」の場合、北海道の余市蒸留所と宮城県の宮城狭蒸留所のモルトがヴァッティングされています。ニッカ創始者にして日本のウィスキーの父と言われる竹鶴政孝の名を冠しているわけですから、ニッカも相当の気合いを入れて作っているでしょう。大いに期待できます。

さて、まずは若い方から、と12年の香りをかいでみると、なかなか素晴らしい。フルーツっぽい甘い香りが豊かです。しばし、飲むのを忘れてかぎ入ってしまいました。飲む前に17年の香りをかいでみます。こちらはさらにコクや厚みのある感じ。比較すると12年の方がライトでフレッシュな感じです。


左:12年、右:17年。色はわずかに17年の方が濃いです。

さて、飲んでみます。12年は、まろやかな甘さ、すっきりした後味です。これで660mlの実売価格が\2000ちょっとなら、すごくお得な買い物だと思います。17年は、重厚な感じ、少し渋味があり、ピート感もあり、後味は心地よい余韻が残ります。こちらは700mlで\3800から、ちょっと割高感があります。が、美味いです。正直、私、国産ウィスキーを、ニッカさんを舐めてました。もう、脱帽です。すみません。


参考までに、ニッカのHPにはこのように記されています。いやー、私、こんなにボキャブラリーないです。もう謝るしかありません。ごめんなさい。
そして、美味しいウィスキーを、ありがとう。

★竹鶴12年

  • 香り…豊かに湧き立つモルト香と、バナナやリンゴのような華やかな果実の香り、バニラを思わせる深い熟成香。ピート香は穏やか。
  • 味わい…麦芽と果実の調和した味わい。少し遅れてスパイスを伴ったオレンジのような風味が現れる。まろやかですっきりと飲みやすい。
  • フィニッシュ…キレの良い爽やかな後味。

★竹鶴17年

  • 香り…やわらかなウッディ感の中に、心地よいスモ−キーさと、モルティな香ばしさが絶妙なバランスで漂う。フィニッシュに湧き立つ深みのあるエステル香。
  • 味わい…まろやかな口当たりの中にも、凛としたボディ感。麦芽由来の穀物的なコクと、樽由来の円熟した甘さ。
  • フィニッシュ…嫌味のない爽やかな余韻と、すっきりとした後味。

*1:この二つで、界隈の方は、いろりん・タケちゃん、みや・ちな・まぁさ・めぐ・まいは・きっか・こなっちゃん、あたりを連想されるでしょうかw

*2:こちらは、ガキさんえりりん、稲葉さん、かな。