今日の月

今夜は見事な満月です。

夜、うたた寝していると、やかん氏がやってきました。
「太陽の大きさを調べるため、月を撮りに来ました」
これを聴くと、普通の人は「はぁ???」となるでしょう。でも実は、月と太陽って、見かけの大きさがほぼ同じなのです。ほぼ同じなので、日食の時に、皆既日蝕になったり金環日食になったりするのです。そう、まさに今年は皆既日蝕がありますので、その準備というわけです。(ただし、皆既は見に行かないそうです。県内で部分食を観測する予定だそうです。)
さっそく、庭に望遠鏡を展開。CCDで撮像を始めました。


やかん氏の車と望遠鏡。

ノートパソコンでモニターするやかん氏。撮った像はすぐに見られます。

こんな感じです。

画面が暗くて良く見えないので、画面に露出を合わせてみましょう。

月の模様のコントラストも良く、なかなか良く撮れているのですが、やかん氏曰く「月が画面に入りきらない…。はみ出ている。計算違いだ…。」焦点距離が長すぎたようです。持ってきた望遠鏡は、口径130mm、焦点距離650mmです。画面に写った月を見る限り、500mmくらいがちょうど良かったようです。
冗談で「月がもっと遠くにあったらなぁ…」とか話していましたが、それは困ります。皆既日蝕が見られなくなってしまいますから!月が遠い=見かけの大きさが小さい=日食はいつも金環食、という事になるのです。月を見ながら、そんなしょうもない冗談を言い合っていました。


「月はまだ南中(なんちゅう=真南に来ること)前だよね。」
「南中来いをやってるっ中年!」


さて、CCDカメラやアイピース(接眼レンズ)を望遠鏡に取り付けるために、さまざまなアダプターリングがあるわけです。いろいろな種類のリングが充実しているメーカーがありますが、これがまた、ある時はリング地獄、またある時はリング天国、つまり、リングが複雑すぎてアヒャヒャ状態になってしまうわけです。これを歌にして曰く…
「リングはなんにも知らないけれど リングの気持ちはぁ〜 よくわかるぅ〜」
「リングーーーーのネジ山がぁーーーー砂にぃーーーー噛んだよなぁーーーー」
などなど、平日の深夜の庭先で繰り広げられる替え歌地獄でございました(笑)。