今夜の一杯“BUNNAHABHAIN”

今夜は、アイラモルトの「ブナハーブン」です。
個性の強いアイラモルトの中にあって、一番おとなしいと言われるモルトです。

アロマは、一瞬だけりんごのようなフルーティな感じがありましたが、その後は違う感覚…。なんだろう?何て表現して良いのかな?焦げ臭いような感じもあるし…と思ってネタ本を見たら、「アップルパイ」と書いてありました。アップルパイそのものではないような気がしますが、「焦げたフルーツ」という感じが当たっているかもしれません。
フレーバーは、軽くシェリー風味、あまり甘くない、という感じです。もちろん、ピートの感じはほとんどありません。ライト、フレッシュ、そんな感じのモルトです。飲み込んだ後の余韻は、シェリー樽の風味で、なかなか心地よいです。

ブナハーブンのボトルには、舵輪を握る船乗りの姿が描かれています。旧ボトルだと「Westering Home」というスコットランド民謡のタイトルが書いてありました。航海に出た船乗りが、懐かしいアイラ島に帰ってきて、島の姿を見つけた時の様子を歌にしたそうです。言われてみれば、ラベルの船乗りは、右手をかざして遠くを見る格好をしています。
このラベルを見てふと思いついたのですが、「ジンギスカン」の一節「お前も手をかざせ」とは、「遠くまで良く見ろ」、ってことかもしれません。

アイラ島在住のシンガー、ノーマ・マンローの歌うこの歌が聴けます。(初めてYOU TUBE貼ってみます。)


さて、アイラモルト7種を一通りテイスティングしました。並べてみると、なかなか壮観です。

全部、まだ中身が入っています。いろんなボトルを並べて、比べながらちびりちびり飲むのが好きなのです。この画像を見ると、アイラモルト好きな人ならワクワクするかもしれませんww