今朝の空。広角いっぱいです。月のすぐ右下に2個の星があります。
ややズームして文字入れしました。向きは天頂が上です。
この2コマはだいぶ強調処理をしています。
月の南北に合わせた構図による、月と木星。
これだけでも見事なのですけど、さらに木星をズームアップします。
木星だけをトリミングしてみます。ややブレてはいるものの、ガリレオ衛星が写りました。
ステラナビゲーターによる答え合わせ。左から、ガニメデ・カリスト・イオ・エウロパ。
実は、月と接近する時が、木星をズームアップして撮るチャンスなのです。理由は2つ。
- ズームで拡大すると実視野が狭くなりますので対象物の導入がしづらいのですが、月が近くにあればより簡単になります。月という具体的な目標物が近くにある、というわけです。
- もう1つは、AEロックを月でできる、ということ。そのままAEに任せると、木星本体はオーバーになってしまいます。AEロックを月で合わせ(シャッター半押し)、半押しのまま木星まで移動して撮る、という事をやっています。(もちろんフォーカスはマニュアルで無限大にしてあります。)
ちなみにAEとは「Automatic Exposure(自動露出)」の意味です。
x200ズームで撮った木星を原寸大で400x300に切り出しました。(原板は4608x3456)。1枚撮りですが、縞が写っている…ような気がします。
カメラ → Canon PowerShot SX530 HS。4.3mm-215mm。35mmカメラで[24(W)-1200mm(T)]fl=215mm×デジタル4倍ズームで、35mmカメラで4800mm相当です。