ごがくゆう

モーニング娘。の舞台「ごがくゆう」を見てきました。おなじみの“大人の麦茶”とのコラボです。
お話のネタバレは避けますが、ごくごく簡単に言うと、「ごがくゆう」とはよくある姫様のご学友のこと。姫様とご学友との間にあるいろいろな事がモチーフになっています。
今回の舞台、娘。メンバーからの出演は、9期10期から、フクちゃん、さやし、はるなん、だーいし、どぅの5名。いずれも『なかなかやるなぁ』との成長ぶりです。でも台詞回しはいずれも舞台女優さん的ではなくて、舞台ファンには物足りないかもしれません。どちらかと言えばテレビドラマ的な発声かも。それでもちゃんとマイクに声が乗っていたし(そのへんはプロですね)、まずまずのできばえだと思います。特に、滑舌とか抑揚とかは、まだまだこれから伸びると思います。そして感情移入、これがすばらしい。普段は歌で移入させているわけで、うまくて当然ですが、特に主役級の二人、さやし・どぅがすごい。感情を爆発させたり、もう一つの面を見せたりするところが、秀逸です。もう十分に「女優」の存在感があります。
お話のもって行き方は…あれ、ちょっとずるいなぁ。よくあるお話かと思いきや、やたら悲惨な結末に向かうと見せて、実はパラレルワールド的な展開…なんですね。でも、悲しいだけの終わり方にはしないでくれて、良かった良かった…。
私自身がメンバーのファンなので、多少の(多少なんてもんじゃないか…)ひいきめはありますが、十分に見応えのあるお芝居で、特に、出演しているメンバーのファンだったら、ぜひ見ておくべきだと思います。