早朝寄席

あとからのアップになりますが、早朝寄席更新です。


今回は…

三遊亭美るく    『長短』
林家たけ平     『扇の的』
三遊亭亜郎     『お菊の皿
初音家左吉     『代書屋』

でした。


お客の入りはいつもの早朝寄席なみ。5〜6割くらいで、真ん中より後ろなら隣の座席に荷物が置けます。さすがに前の方の中央は埋まっていますけど。


女流の美るくさん、十人十色という話から、気長と短気の対照的な性格、でも仲良しという二人の男の話『長短』です。気長と短気の演じ分けが聞き所ですが、特に気長の方の、ゆっくりした話し方、顔芸が見事でした。女流の方は声がよく通るので聴きやすいです。
たけ平さんのまくらは、司会がなまじいると大変、以前代々木公園で子供相手に託児所並に大変な落語会をした、という苦労話。演目は平家物語が元ネタの『扇の的』。おなじみ屋島の戦い那須与一のお話です。いろんなお話をちりばめて、メモもしきれていませんが、弁慶が悪かった体の部位は肝・腎・腸とか、源義朝が女たらしで決めセリフは「君がいて助かる」だったとか、愛人の年齢は「男の年齢÷2+7」が良い、とか…。たけ平さんは講談調でハリのある声で、聴きやすかったです。
亜郎さんは、落語家の前はミュージカル俳優だったという前歴を持つ方。お話も多分にミュージカル的な部分があります。ほかの人にない一芸があるというのは力になりますね。演目は怪談話より『お菊の皿』。だんだんお菊さんがメジャーになっていく、という、ホラーから出たホラ、みたいな話です。
左吉さんは永ちゃん風。またブータン国王風でもあります。今日の四人は実に個性的ですね。この夏休みには日立市でこども落語教室をしたとか…いや大変でしたねぇ。演目は『代書屋』。文字の書けない男と代書屋とのやりとりのお話です。


以上、いつも簡単なメモを取っていますが、そのメモを元に後から思い出して書いてみました。