落語を聞いてきました

土曜日に東京でヲタ仲間さんとの飲み会(鍋パーティ)があり、飲んで食って泊まって来ました。そのついでに、初めて寄席というところに行き、落語を聞いてきました。


場所は上野の鈴本演芸場。ここ、いつも行くカプセルホテルと同じ一角にあり、歩道を歩くだけで行くことができます。ちなみに近くには上野広小路亭というのもあり、こちらも大きな交差点を渡るとすぐ目の前にあります。
朝、ホテルを出て上野駅まで歩く途中にあるので、以前から『そのうち入ってみよう』と思っていたのですが、なかなか一歩を踏み出せずにいました。というのは、チェックアウトは10時なんですけど、寄席は昼の部で11:30開始なんですよね。1時間半あったら最寄りの駅まで帰り着いちゃうわけです。
カプセルホテルに泊まるような状況はほとんど土曜の夜で、帰りは日曜日の朝になります。『明日は平日だしなるべく早く帰って身体を休めたい』と思う一方『せっかく東京に来たんだからあちこち見てこよう』とも思うわけです。で、実際はどうかというと、まっすぐ帰る時もあれば、映画を見て帰る時もあったりします。
さて今回、たまたま早朝寄席というものに気がつきました。これ、10:00〜11:30という絶好の時間。この1時間半に四人の若手の落語家がそれぞれ噺を披露するというものです。二つ目って言うのかな?相撲で言えば関取になったところの皆さんですね。
演目は次のとおり。(早速ご自分のブログに書かれている方がいて、おかげでわかりました。感謝。)

柳家 さん弥 『寄合酒』
林家 ひろ木 『火焔太鼓』
春風亭 一左 『悋気の独楽
鈴々舎 風車 『笠碁』

寄席に入ると、朝なのに人でいっぱいです。私が着席した頃で7〜8割の入りでしょうか。落語が好きな方って多いんですねぇ。
いや、実に楽しい時間を過ごしました。朝から脳の活動を活性化させるのは良いことですね。二日酔い気味の頭でしたけど、適度な緊張感(ちゃんと聞いていないとお話がわからなくなる*1)を味わい、また笑う事でストレス解消にもなり、ひいては健康増進、長生きにもつながるというものです。「笑って健康になろう」そんなキャッチコピーが頭に浮かびました。


私、何事にも影響されやすい性格です。今日一日、何か考えるのも、独り言も、なんだか落語っぽくなっています(笑)。帰りの電車に乗って頭の中で独り言…『どうもこの特急ってやつぁ速いね。ちょっとお茶でも飲んでいるうちに、見たい見たいと思っていた東京スカイツリーが良く見える南千住の駅あたりを、あっという間に通りすぎちまったよ、おまえさん。』…どうも、ご隠居が与太郎と電車旅をしている、という設定らしいです(笑)。

*1:それと、聞き言葉で物を想像する、っていうのもあります。聞き慣れない言葉だったりすると特に想像力が必要になります。ときに皆さん、「ひだら」って何だと思います?食べ物ですけど。私は『たぶんこんな字かな、と思いつくのに数十秒かかりました。』帰ってからネットで答え合わせをしたら、合っていました。