桜田淳子と鈴木愛理

先週のニュースですけど、こういうのがありました。愛理ちゃんがテレビドラマで桜田淳子を演じるんですね。…このブログで桜田淳子について書くとは思いませんでしたww

スポーツ報知>芸能
「花の中3トリオ」がドラマ「阿久悠物語」で復活
 日テレ開局55周年記念ドラマ「阿久悠物語」(8月1日・後9時3分)で、森昌子(49)、山口百恵(49)、桜田淳子(50)の「花の中3トリオ」を、それぞれ平塚あみ(13)、星野真里(26)、鈴木愛理(14)が演じることになった。

 同局系オーディション番組「スター誕生」の映像や音源を交えながら、トリオの結成秘話をドラマ化。「せんせい」を歌う平塚は「腰まであったロングヘアを森昌子さん風にカットしました」、「青い果実」を披露する星野は「貴重な経験をさせていただいて感謝しています」、「わたしの青い鳥」を熱唱する鈴木は「ぜひ(桜田に)似ているか見て下さい」とコメントした。

 過去映像では桜田の秋田予選会場での「わたしの青い鳥」「黄色いリボン」、百恵の「としごろ」「ひと夏の経験」が紹介される。

「中三トリオ」って、私、同年代なんですよw なので、何か書かないわけには行きません。鈴木愛理桜田淳子(敬称略します)、両方知っている人は、決して多い方ではないでしょう。つんくPあたりはどうなんだろう?(笑)
両方知っている方で、特に愛理ファンの方は思ったかもしれません。『百恵ちゃんじゃないのかぁ…』って。私もその一人です。はっきり言いますと、桜田淳子は中三トリオの中で、一番歌が下手でしたから。
でも「阿久悠物語」においては桜田淳子の方が大きな役どころのはず。なぜなら、阿久悠山口百恵には詞を書いていないのです。ドラマの中でも、百恵よりも淳子の方が多く写るのではないかと思います。(それでも大して写らないと思いますが。)
共演者の中で、森昌子役の平塚あみという方は知らないのですが、星野真里といえば、“金八先生の娘”ですよね。彼女に関して愛理ちゃんとの共通点を探しますと、SPEEDの今井絵理子が主演したTVドラマ「L×I×V×E」に出ていたのですが、高校の吹奏楽部を描いたこのドラマにおいて、担当楽器がコルネットだという点でしょうか。私、このドラマでコルネットという楽器の存在を知りましたので…。

さて、私は、当時の友人のS君のおかげで桜田淳子を知りました。彼曰く
  「歌は森昌子の方が上手いけど、絶っっっ対桜田淳子はかわいいぃぃぃっ!」
さらに、シングルレコードを買うことを頼まれました。
  「オレ、恥ずかしくて買えない…頼む、代わりにレコード買ってきてくれ…」
純情だったっすねぇ…。というわけで、代わりに買いました。デビューシングル「天使も夢みる」。
当時はもちろん、アナログ盤、いわゆるレコードです。シングルは直径17cm、45回転(1分当たりの回転数)で、両面に1曲ずつ収録されていました。
で、聴いたんですけど…やっぱり下手でしたw。でも曲は憶えています。今でも1番なら歌えますよ。このデビュー曲はそれほど売れなかったと思うのですが、3枚目の「私の青い鳥」で一般向けにブレイクした、という印象があります。でも個人的にはあんまり追いかけなかったなぁ…。
当時の私は、ギター入門したばかりで、友人から教わった"Peter,Paul & Mary"や"Simon & Garfunkel"に傾倒し、彼らのLPばかり聴いていました。どちらも既に解散したグループでしたけど、ギター奏法といい、ハーモニーといい、私の音楽の原点となっています。そんな私ですから、アイドルには全然目を向けていませんでした。また、どちらかというと奥手の方で、女の子にもそれほど関心が強くなかったです。(要するにガキだった)
余談ですが、ウチの中学、男子はボウズ頭でした。時代を感じるな〜。
桜田淳子との間接的な接点ができたのは、それから6〜7年くらい後になります。その頃は中島みゆきが好きで、それというのもまぁ私生活でもいろんな出来事がありましてw 聴いていた訳なんです。その中島みゆきの「おかえりなさい」というアルバムで、これは他の人のために書いた曲をセルフカバーするというものだったのですが、その中に桜田淳子が歌った曲「しあわせ芝居」「追いかけてヨコハマ」があったのです。ギター譜の本を買って、これらの曲をよく歌ったもんです。
次に桜田淳子で思い出すのは、1987年のNHK大河ドラマ独眼竜政宗」の愛姫(めごひめ)役でしょうか。(「愛」と書いて「めぐみ」と読ませるのは昔からあったのですね。)少女期は後藤久美子(ゴクミ)が演じてたいへん話題になりました。その愛姫の正室としての役どころを落ち着いた感じで演じていました。
その次に思い出すのは1992年、某宗教団体の合同結婚式の話題でしょう。新体操の山崎浩子に続き、桜田淳子もこの合同結婚式で結婚しました。これは決定的なイメージダウンでした。その後何かあるたびに「合同結婚式桜田淳子」と言われるようになりましたから…。これのイメージがあったので、正直、愛理ちゃんの桜田淳子役がちょっとイヤなんですよね。
桜田淳子、そんなこんなで色々なことがありましたけど、まぁ一時代を彩ったアイドルの一人と言って良いでしょう。この大きな役を演じることが、愛理ちゃんの芸の幅を広げる一助になれば良いな、と思っていますし、ドラマとしても楽しみにしています。(でも放映日は職場の飲み会の予定があって見られません…。)

あっ、一つ忘れていた。同じドラマで、モーニング娘。高橋愛新垣里沙ピンクレディー役を演じるんですよね。こちらも楽しみです。

今回の文章は時間がかかりました…ふぅ。

関連リンク。読んでみてください。


ドラマ「ヒットメーカー阿久悠物語」公式サイト
http://www.ntv.co.jp/akuyu/


監督の金子修介さんの雑記 "Essay"
http://blog.livedoor.jp/kaneko_power009/


当時の「中三トリオ」について、雅没徒さんがくわしく書かれています。レコードのジャケットなんかもありますのでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/shuyo/20080708
…後にメロン記念日がカバーした安西マリア「涙の太陽」も、この年だったんですね。