一昨日に続いて、また12時間への挑戦。結果は…惨敗です。
天気予報はあまり良くなかったんですけど、明日から(週末だというのに!)崩れるみたいなので強行しました。負けるのをわかっていて勝負に臨んだ感があります。
00時過ぎ、寝る前にチェック、とカメラを見に行くと、この時点でレンズに露。既に曇っていました。決して人にはお勧めできませんけど、パジャマの袖でレンズを拭きました。1度露がついてしまったらまたすぐにつくことが多いので、まぁダメだろうとは思いながら、せめてもの抵抗です。
レンズを拭いたりできるのは、30秒露出30秒中断と、中断時間に余裕があるおかげです。もちろん、カメラを動かさないように、慎重に慎重に行います。
撮れた画像を見ると、それからすぐに気温が氷点下になったようで、レンズに霜がつき始めました。まぁ、冬の夜中の00時ですから仕方ありません。さらに01時台からは全天雲に覆われてしまい、この雲が切れて星が見え始めたのは、明け方の薄明が始まる頃だったようです。
レンズはこの始末です。逆に、こうなってしまったレンズでどのように写るか、下の写真をご覧ください。
しかし、カメラもレンズも酷使してるねぇ…。
レンズについた霜。こうしてクローズアップしてみると、これはこれで面白いです。
2時間露出。
(実は2時間のうち半分しか露出していませんが、2時間露出と同様の視覚効果であるということで、便宜上、2時間露出と書きます。以下同様です。)
昨夜と比べると、航空機のルートが天頂よりになっています。ルート、変わったのかな?天候への対応か何か?
12時間露出。…なんですけど、写っている星は6時間と変わりません…。
左下の街灯の光が、レンズについた霜の効果で面白い形になっています。
昨夜の12時間と比較すると…昨夜のは「勝った」うちに入るかな、と思ったり…(笑)。
使えるのはここらへんかな?21時から1時間の星の動きです。ここが、北斗七星とカシオペヤのバランスがとれている時間帯です。
長時間・多数コマの露出をすると、こんなふうに都合の良いところだけ切り貼りして比較明合成の作品を作れます。一晩の撮影で何種類も作成できるわけで、12時間晴れ続かなかったとしても、思わぬ収獲があることもあります。
動画もごらんください。
比較明動画。
これまで気づかなかったソフトの機能を「発見」しました。比較明合成の「残像レベル」を80に設定。星が光跡を残して、少したって消えていくという、独特の雰囲気が出ます。
さて、今夜は悪天で、ゆっくり眠れそうです。
※ タイムラプス動画、比較明動画の作成には、「SiriusComp」を使用しています。