早朝寄席

夏休みも終わり、定期落語更新。そう、8月は早朝寄席がなかったんですよね。


今回は…

柳家さん若     『代脈』
林家ぼたん     『鎌倉幕府 夜明け前』
三遊亭亜郎     『千両みかん』
柳亭市楽      『芝居の喧嘩』

でした。


今日は前の方がいっぱいで、後ろの方に座ったのですが、最後部5列くらいはけっこう空いていた気がします。夏枯れ?いやいや、台風のせいでしょう。


さん若さんは、医者の話。まくらで出た「手遅れ医者」の話も面白かったです。「やぶ医者」の語源についても話してくれました。『代脈』とは代診のこと。医者の見習いの粗忽者が代診に行く話です。鼻濁音がすっきりして聞き易い声です。
女流落語家のぼたんさん。夫婦の話からはじまり、本題の、源頼朝北条政子夫妻のお話へ。史実に脚色した新作落語です。講談のような元気の良い声、こういう歴史物は向いているかもしれません。
亜郎さんは、この間も誰かのを聴いた『千両みかん』です。というより、『千両みかん』をはさんだ漫談と言うべきかな…?落語家たるもの、下げを言えないととにかく調子狂う…というような内容です。
市楽さんは『芝居の喧嘩』。市楽さん、二つ目ながらトリを十五日間もとったそうです。某地方の演芸場ですが…。電話一本で出演が決まるようなところ(笑)。落語家さんも地方営業ではいろいろたいへんな事があるようです。が、それもこれもまずはまくらの材料、ひいては芸の肥やしになるわけですから、転んでもタダで起きちゃいけませんよね。


さて来週もカプセル泊まりなんですけど…朝すぐに帰らなくちゃいけないんですよね…。早朝落語行けないや、残念。