岳-ガク-

また懲りずに、出かけたついでに映画を見てきました。今日は『岳-ガク-』です。
実はこの映画、いろんな上映前の予告編で何度も何度も見せられ、すっかり刷り込みされていた感じです。『見たい見たい!』…っていうよりも、『そんなに言うなら見てやろうじゃないの!』って…。まぁ、どちらにしてもうまく宣伝に乗せられた事に変わりはありませんが(笑)。


山岳救助隊のお話で、正直、『そうか?』『それはないんじゃない?』と思う点も多々ありますが、まぁそこはそれ、お話の世界のことですから、あまり突っ込まないことにします。どんなお話だって、ヒーローはギリギリでピンチに間に合うものですからね。でもそういう部分を大幅に差し引いても、この映画、『見て良かった感』が高いです。まず映像の美しさ。日本アルプスの現地で撮った山の映像、それも地上だけでなく、空撮も豊富です。遭難者を救助するお話なので、冬山と春山が主ですが、夏山ももっと見たかった気がします。自分は山の名前などは聞きかじりでしか知りませんが、たぶん山ヲタにはたまらない映像でしょう。山ヲタなら通常の3倍は楽しめると思います。(星ヲタ的には、星についてのエピソードが1つくらいあって欲しかったです…w)
極個人的には、主役の小栗旬がイケメン過ぎてマイナス点です。もう少しゴツゴツしたタイプが良かったなぁ。見かけはゴツイけど気は優しい…って方が山男のイメージなんですよね。ステレオタイプだと言わば言え…シロウトなんだよオレ達は…。本当は、モーニング娘。の矢口リーダーがもっと見たかったけどコイツのせいで…って未だに根に持ってるのもあります…w
…とまぁ、いろいろ余分な感想もありますが、たいへん真面目に作られた映画で、見た後、少しの哀しさ、さわやかな感動、そして『山に行ってみたいなぁ』という気持ちにさせる映画です。あ、実はこの部分がこの映画の一番のアピールポイントじゃないかなぁ…。『山に行こう!』っていうのが…。