機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY


見終わりました。

最後に近づいたところでもらした一言。「何?また男女の三角関係?」うーん、そういう過去を背負っていたのかぁ…。ってか、その設定でなくても良いんじゃないかなぁ?と思いました。
確かに、とても大きくて個人の力の及ぶはずのない「戦争」という舞台に、逆に最も個人的な「恋愛感情」を描くっていうのは、対比のコントラストが非常に強いので、ストーリーとしては印象づけられるんですけど。だから昔から映画なんかでも多いんでしょうけど。
でもなぁ、一種古典的な材料だからこそ、思ってしまったんですよ。「またかよ」って。最後の頃に不眠不休で戦うウラキを突き動かしていたものって、ライバル意識だけでなくジェラシーになっていたんだろうなぁ。いや、実はそういう気持ち、よくわかるんですよね。(読者諸兄でも多いでしょうかねぇw)だからこそ、状況設定によく使われるんでしょうけどね。


もっといろんな人物の描写をして欲しかったなぁ。特に、「不死身の第四小隊」から来た男たち。バニング大尉は別として、モンシアだけはエピソードが多いけど、ベイトとアデルについてもっといろんなエピソードを描いて欲しかったですね。この3人の、似ているけど違う個性を、もっと見たかったなぁ。


メカ関係なんですが、動きが早くて形が捕らえにくいっす。今回は攻略本なしで望んだので、(wikipediaは読んでいますが)新しく出てきたMSやMAが良くわかりません。造形には力を入れているはずなんで、もったいない…というか、申し訳ない、と言うべきなのかな。ちゃんと勉強して望まないとねww


この作品を見て思いました。コロニーは落ちると怖いので、やっぱり地球に住んでいたい、と。そのためには環境を壊さないことが大事なんですよね、今さらだけど。でも世界中の環境保護団体が見逃している事があるよね。それは核兵器ですよ。核兵器こそ最大の環境破壊になると思いませんか?環境という観点から核兵器廃絶に乗り出す動きがない(私が知らないだけかもしれないけど)のは不思議に思えるんです。環境保護を唱えるなら、捕鯨船を襲撃するより核兵器の廃絶だろ、とか言いたくなります。…まぁいろんな大人の事情(利害など)があるんでしょうけどね。(すごく脱線して来ました…)


あぁ、なんか文句ばっかり書いてるみたいに見えますけど、これ、熱中して見たことのあかしです。かなり面白かったですよ。ファーストとゼータを見ている人でまだこれを見ていない人に、特にオススメします。


ちなみに、見終わってすぐの感想なので、間違いなく「浅い」です。私、何度も思い出して、推敲を加えて、ようやく感想が書ける、というタイプなので、本来こういうの苦手なんです。あ、音楽もそうですね。曲を聴いてすぐの印象が書けないっす。持っている引き出しの数が少ないっていうのもあるんでしょうけどね…。