ちょっとご無沙汰してしまいましたが、スペイサイドのシングルモルトです。
今夜は「リンクウッド12年」。「花と動物シリーズ」の1本です。
ラベルに描かれているのは2羽の白鳥。蒸留所近くの池には、たくさんの白鳥が集まるそうです。
アロマは、最初、花の蜜のようだと感じましたが、だんだん変化し、草?やっぱり花?、と様々な表情を見せます。フレーバーは、おとなしい上品な印象がありますが、こちらも味わっているうちに甘味が感じられるようになり、さらに、意外としっかりしたスモーキーな味わいもわかるようになります。じっくりと、飲み続けるうちにだんだん良くなってくる感じで、これ、通好みっていう印象ですね。長く、ゆっくりと味わいたい一品です。
ようやくリンクウッドにたどり着きました。実は、このボトルを買った時から、どんな味がするのか期待していました。「花と動物」シリーズの中で最初に入手したのがこれですので、自分の中では、同シリーズの代表といった印象があります。飾り気のないボトルの形、シンプルなラベルは、何の宣伝文句を言うわけでもなく、黙って『まずは飲んでみてくれ』と主張しているような気がします。この、白鳥が飛来する蒸留所、いつかはたずねてみたいですね。