NFLの季節

NFLプレーオフ、既に真っ只中です。実はこのトーナメントの一番小さな山は既に終わっています。

先週、ワイルドカードプレーオフが4試合。各カンファレンスシード順で「3位 vs 6位」「4位 vs 5位」×2、が試合数です。
今週はその次、1位と2位が登場するディビジョナルプレーオフが4試合。トーナメント表の外側の山です。ファンにはたまらない週です。…それだけに、寝る時間を削ったりするんですけどね…(笑)。
もう一つ苦労が…。録画とはいえ放送を見るまでは結果を知りたくありませんので、テレビも新聞もネットも、スポーツ関係のニュースの時はNFLの情報を極力ブロックしています。これ、プレーオフなら遮断できるんですが、チャンピオンシップあたりになると難しくなります…。


さて、いつか書こうと思っていた、最近のスーパーボウルの傾向です。2001-2017の17年でカウントしてみました。


AFC 11勝6敗

チーム 回数
ニューイングランド 7回
ピッツバーグ 3回
デンバー 2回
ボルティモア 2回
インディアナポリス 2回
オークランド 1回


NFC 6勝11敗

チーム 回数
ニューヨーク 3回
シアトル 3回
カロライナ 2回
セントルイス 1回
タンパベイ 1回
フィラデルフィア 1回
シカゴ 1回
アリゾナ 1回
ニューオーリンズ 1回
グリーンベイ 1回
サンフランシスコ 1回
アトランタ 1回


現在、NFLのチーム数は32。各カンファレンス16チームです。ということは、『戦力が均衡していれば16年に一度くらいはスーパーボウル出場の機会があるんじゃないか』ついでに『32年に1回くらいはスーパーボウルで優勝を』というのが各地元ファンの期待値だと思うのです。ところが実際は、16年くらいでは強弱の差が埋まらず、強者と弱者の超えがたい溝が生まれています。
あえてわかりやすく、乱暴な分け方をしてみましょう。強・中・弱の3ランク。この17年で一度でもスーパーボウルに出れば「中」と表現。複数回出ていれば「強」。ゼロ回なら「弱」です。
AFCは「5強1中10弱」という状態です。ニューイングランドが異常に強く、また長期の「王朝」となっています。相撲で言う白鵬みたいなもので、『もういいよ』的な声も聞こえてきたり…。他のチーム、がんばって!
ちなみに私がNFLを見始めた80年代、ニューイングランド・ペイトリオッツは「出ると負け」な弱小チームでした。年を経て強くなっていくチームを見て行くのもまた、大きな楽しみであります。
NFCは「3強9中4弱」の団子レース。いろんなチームを応援したいDD気質な自分としては、こっちの方が面白いです。でも、この4弱の中に、ダラスとワシントンが入っているのを寂しく思う80年代からのファンだったりします。ちなみに4弱のあとの2チームはデトロイトミネソタで、まぁうなずけます。(…とは言いますが、この2チームこそ応援したいと思っておりますよ!)


ちなみに現在のスーパーボウルのシステムになってから、まだ出場していないチームは次の5つです。古豪あり、新興チームあり…です。
クリーブランドデトロイトは、スーパー以前には強かった伝統のあるチームですので、いつかは復活して欲しいところです。ミネソタは、スーパーになってから何度も惜しいところで敗れています。ジャクソンビルは比較的新しいチームですが、今年のプレーオフに顔を出しています。ヒューストンも新しいチームで、近年はプレーオフに何度も出てきています。
プレーオフに一番ご無沙汰しちゃってるチームはどこだろう…?クリーブランドかな?1990年以降、ワイルドカードが2チームとなり、プレーオフ参加チームが6チームとなりました。16チームのうち6チームですから、3年に1回くらいは出て欲しいものですが…クリーブランド・ブラウンズ、2002年以来、プレーオフ出場がありません…。(この項、私の勘違いだったらやさしくお教えください。)


AFC
クリーブランド・ブラウンズ
ヒューストン・テキサンズ
ジャクソンビル・ジャガーズ


NFC
デトロイト・ライオンズ
ミネソタ・バイキングス


…というわけで、日本人的判官贔屓的思考なんですけど、まだスーパーボウルに出たことないチーム、勝ったことないチーム、ご無沙汰しちゃってるチームを応援して行きたいと思っています。