早朝寄席

久しぶりの早朝寄席です。


今回は…

柳家さん若    『棒鱈』
柳亭こみち    『七段目』
柳家喬の字    『お見立て』
柳亭市江     『寝床』

でした。


実はチェックアウト渋滞で時間がかかり、少し遅刻してしまい、席についた時には既に話が始まっていました。もう少し余裕を持たないとダメですね。でも、サンデーモーニングのスポーツコーナー(張本さんが「喝!」ってやるやつ)を見て、それから朝風呂に入ってどうのこうの…ってやってると、チェックアウトがギリギリになってしまい、混むことになってしまうのです。これを防ぐには早起きしかないわけですけど、だいたいカプセルに泊まる日は飲んでいますからねぇ…。


さん若さん、まくらは電車で乗り合わせたこわいお兄さんの話から、お酒と電車、アル中の話へと続き、やがて本題へ。おなじみ、「赤べろべろの醤油漬け」の話です。話芸としては、芸者言葉と方言(九州と東北の訛りを混ぜたような、一応架空の方言と思われます)が聞かせどころです。方言と江戸言葉で言い合いをする場面では、それを一人で切り替えてしゃべるわけですから、これはたいへんです。まぁ聞く方はいろいろとツッコミを考えつつ、楽しんでいれば良いんですけどね。


こみちさんは本日の紅一点。高座に通ってくれるお客さんも長いといろいろな事をご存じで、ある時期から年齢を非公開にしたんですけど、どこからか昔のデータを引っ張ってきて…(笑)という話がまくら。題目は、これもお馴染みの「七段目」。芝居好きの商家の若旦那と小僧の話です。今回は、三味線などの鳴り物入りで、なかなか楽しませてもらえました。これ思うんですけど、現代風にするとお芝居の名台詞のところがアニメの名セリフになったりするのかなぁ…。するとタイトルも「第七話」とか…もはや階段とかかっていない(笑)。


喬の字さんは郭話。遊郭の花魁の話です。まくらの話、ちょっと遠慮気味にしゃべっていて、聞き取れない部分があって残念。さてその吉原の話ですが、最盛期には遊女が三千人いたとか。すると客はもっと多く、中にはもてない人、嫌われてしまう人もいるわけで、そんな客と花魁の間に入る牛太郎の話です。何の世界でも間に入る人はたいへんです。ウソがウソを呼び、会いたくないのでついには死んだことにして…と話が進みます。途中の泣き芸が見事でした。


市江さん、義太夫に凝った大店の旦那の話。師匠に来てもらって義太夫を教わる裕福な大旦那。そのうち発表会をしたくなり、いろんな商売上の知り合いを招きます。1回目は義理で聞きに来た皆さんも、2回目には言い訳を付くって来なくなって…という話。お酒を飲む芸が良いですね。ただこれ、サゲが聞きづらくて、『えっ?』という間に終わってしまいました。市江さんもあわてて『終わりです』と言ってました…(笑)。長年早朝寄席に通ってますけど、初めての珍事でした…(笑)。


外に出ると小雨。次の予定をとりやめ、上野駅から帰途につきました。

土日の行動メモ

  • 午前中に病院(内科)
  • ℃-uteコンサート
  • 上野駅で路上ライブ見る
  • 夕食
  • もう一度路上ライブ見る
  • フォーク居酒屋
  • カプセル泊
  • 早朝寄席
  • 帰途、イオンに寄り道