今さらですけど、2025年は令和7年なんですね。実は、感覚的に令和の年数が身についていません。令和が始まる直前に社会人から脱出してしまったというのが大きいんですけど…。
元々「仕事は和暦、私事は西暦」で表記(≒脳内処理)していました。けっこう面倒なんですけどね…。
私、十代前半の頃より、天文に興味を持ち、その記録などは当然のごとく西暦で考える癖がついています。通算年数からして西暦にしておかないと、天文の世界ではとても不便なことになります。
例えば、「明治43年のハレー彗星」というより「1910年のハレー彗星」と記憶しておかないと『あれは今から何年前?』というのが非常にややこしいことになります。
これ、日本史のできごとでも同様の取扱いで、日本史の年号暗記だって西暦で記憶するのは、合理性と利便性から見て当然のことです。「慶長5年って今から何年前?」って聞かれて即答できる人はなかなかいないと思いますよ。
社会人になった頃、毎年のように職場で職員の一覧を作る調査がありました。私の就職した当時は、戦前戦中派がまだまだ元気、現役長老クラスには大正生まれの方もいました。そんな中「今年5月1日現在の年齢は…」と、迷いながら作っていました。
しばらくたってPCが普及し、エクセルのちょっと前の表計算ソフト「1-2-3」の頃も同じような仕事がありましたけど、この頃は皆さんほぼ昭和生まれでした。たまたま昭和が長くて助かっていたんですよね…。だから不便さはあまり感じていなかったんですけど…。
元号が変わり、平成になると一気に不便になります。エクセルを使うようになり、元のデータさえ西暦で入れておけば表示だけ和暦にしてくれるのはありがたいのですが、それだけに「正確に西暦で入力する」必要があるんです。(取り扱う日付データは生年月日だけじゃありません)そこで入力時に使ったのがこんな方法…
- 昭和ゼロ年は、1925年
- 平成ゼロ年は、1988年
(ちなみに、各元号は元年=1年から始まります。どちらの歳にもまだその元号は次の元号として存在どころか話にさえ上がっていないはず…。)
つまり、昭和に25を足して、平成なら88を足して(できる限り暗算で)その場で入力して行く方法です。別セルに同じ数値を違う形式で(和暦で)表示させて間違いチェックしていました。
昭和はわりと楽で、「5の剰余系」で行けます。末尾一桁に5を足すわけですから、西暦→和暦の末尾は、0→5、1→6…となるわけです。
これ、いまはさらに令和が加わり…
- 令和ゼロ年は、2018年
ってことになりますね。(あー面倒くさい…)2020年に(2021年が元年に)してくれると楽だったのになぁ…。
ちなみに令和は248個めの元号だそうです。うわー…天皇の倍くらいあるわー…。
そういえば中学の頃、友人が「天皇の名前の暗唱」というか暗記していましたっけ。端で聞いているとほぼお経?呪文?ですね。対抗して私は「円周率の暗唱」やってましたけど、100桁ちょっとでくじけました。この時代に暗記力を無駄に費やしてしまったことが、のちに高校に入ってからたたってきます…(笑)。
…というわけで、昭和生まれのご同輩諸兄、生年月日は西暦でスラスラ言える方が良いですよ。(言うまでもなく平成以降は皆さんそうなっていると思いますが)
あと、お役所から来る通知など、未だに元号のみの表記が多い気がするんですけど、せめてカッコ書きで併記して欲しいですね。もちろん、今年は「2025年(令和7年)」で十分。別に「昭和100年」って書いて欲しいわけではありません。。