朝まで星見

昨夜、結局、徹夜してしまいました。

…というのも、薄明開始が早い(当地では02:38)のに加え、晴れるかどうかわからず日和見していたためです。
この時期(朝が来るのが早い時期)、23時過ぎまで宵空の天体を自宅で見て、明け方には東の低空の天体を観察(車で10分の田んぼ道まで移動)しようとする場合、まとまった睡眠時間が取れないのです。(寝てしまうと起きられない、というリスクを回避するねらいもあります。)

昨夜(=今朝)の夜半は、00時台、一度全天を雲が覆ってしまい、『明日朝の出動は中止』と一旦決定。01時台、寝る前に一応空のチェックをしたら、今度は晴れ始めていて、『やっぱり行こう』と変更しました。
薄明開始は02:38ですから、30分の観測時間を取るとすると、準備時間を無視しても02時には現地着、逆算して01:50には家を出発しないといけません。
で、決めた時に既に01時を過ぎていたわけでして、寝たとしても30分程度しか時間がありませんでした。体力的にはキツイのですが、まぁたまにだから良いでしょう。それに、梅雨に入ってしまうといつ晴れるかわかりませんから、今のうちに星見しておきたいところです。

冬にレナード彗星を撮影したポイントに行きました。季節は変わり、BGMはカエルの大合唱です。
しばらく明け方の低空を見ていませんでしたけど、土星木星と火星(接近している)が見えています。(金星は遅れて上って来ます。帰りに見えました。)わが家では20度より下は林に隠れてみえませんので、ちょっと田んぼまで出かけないと見られない光景です。
雲の一団は南西方向に去って行ったところで、沈みかけたアンタレスが薄雲越しでだいぶ減光されていました。
目標の周期彗星が2個あります。方向は、それぞれ土星の近く、木星の近くです。そう、家からだと見えない低空なんです。それでわざわざ出かけてきたというわけなんです。でも予報光度も世界の観測値も暗いので、まぁ見えないだろうな、見えなくて当たり前、と予想していました。
で、はい。予想通りです。見えませんでした。観測成果なし。でも「今のところ、自分の機材では見えない」という事がわかりました。
それと、明け方の空に並んだ惑星たち、とてもきれいでした。これを眺めるためだけでも、行った価値はありました。
でも一つ後悔が…それは、三脚を積むのを忘れて、一コマも写真が撮れなかったことです。カメラとレンズは積んであったんですけど…やれやれ…。


その後、03:30帰宅。04h~07h睡眠。一旦起床して朝食など。午前中は頭がぼうっとしていたので09h~11h睡眠。午後もぼうっとしていました。たぶん2~3日、影響が残るでしょう(笑)。