（お好きなメロディで歌ってください…（笑））
♪ 処分～ 処分～ 処分～ 処分～
処分！処分！処分！ (ﾊﾟﾗﾗｧｰ)
処分！処分！処分！ (ﾊﾟﾗﾗｧｰ)
以下、一種の思考実験です。個人の妄想だと思って下さい。でも、こういう妄想を、世間が盛り上がっている時点で書いちゃうと「空気読め」とか言われそうなので、そこそこほとぼりがさめてきた頃と思い、書いておきます。
新型コロナウィルスによる自粛ムードの中、いろいろなイベントが中止になりました。そして、うっかりイベント事を仕掛けたりするだけで世間から白い目で見られる今日この頃です。
そんな中、なかなか素敵なできごともありました。
- 2020/05/29 ブルーインパルスが東京の空を飛行
- 2020/06/01 「CHEER UP！花火プロジェクト」
良いですねぇ。見られた方、気分も晴れたんじゃないでしょうか？でもこれ、ちょっと見方を変えるのも面白いのです。（べ、べつに、見られなかったからひがんでいるわけじゃぁ…以下略）
というのは、2件とも「上手に在庫処分したなぁ」っていう印象を持ったのです。
ブルーインパルスはイベント事に腕前を披露する航空自衛隊の精鋭です。技術を保つためにはかなりの頻度で訓練飛行をしないといけませんよね。ところが自粛ムードで披露する機会が極端に減っているのです。（…ではないかなぁ、という素人の勝手な推測です）ジェット燃料も（ガソリンとか灯油などもそうですけど）いつまでも貯蔵しておくより、一定期間のうちに使い切り、次の新鮮なものを準備しておくサイクルがあって、それで予算も組んでいるんじゃないかと思います。そう、この時期のブルーインパルスの飛行は、実にいろんな事を踏まえて、深慮遠謀あってのものだったのです。（…ではないかなぁ 以下略）
花火についても、ここのところ花火大会のような景気の良いイベントは中止、自粛の嵐です。花火工場では数ヶ月以上先を見越して花火を作りおきして、在庫を抱えてしまっていたのじゃないかなぁ？本当ならば、どんどん使ってどんどん作るのが一番効率も良く、良い物ができて、売り上げも上がるでしょう。ところが使う機会がほとんどなくなってしまい、一番の稼ぎ時であろう夏もどうやらダメそうな気配…。そこで花火組合みたいなところの頭の良い人が、起死回生の策をひねり出したのです。（…ではないかなぁ 以下略）こちらも以下のとおり、メリットはいろいろあります。
- 打ち上げの技術向上
- 花火の消費（在庫の回転）
- 倉庫が空けば次が作れる（空かないと作れない）
- 花火業界のイメージアップ
…ということで２者ともイメージ的には最高の在庫処分をできて、良かったなぁ…ってところなんですが、花火業界の方はそうでもないですね。だってスポンサーからの収入はゼロです。ただ在庫処分ができて、次の準備ができただけ、という事で、収入は入らず、決して楽観できるわけでもありません。
すみません。ちょっと世間をナナメに見ているひねくれ者です。そう言われても仕方ないと思います。
在庫処分と言えば、「あーこれが在庫処分か」と、冷静になってしまった…何となくオトナの世界を垣間見てしまった…という一件があります。
まだ、つくば市に西武百貨店があった頃のお話です。プロ野球パリーグの西武ライオンズが優勝しました。優勝記念セールというものに行ったことがなかった私、「物は試し」と行ってみました。まだまだ景気が良かった頃で、売る方も買う方もすごい熱気でしたね。私も思わずいろいろ買っちゃいました。バーゲンセールでつい買っちゃう…っていう、あの気持ちです。
たぶん普段なら買わないであろう、ちょっとオシャレな（自分にしては派手気味な）シャツを３枚ほど。そういうシャツですから、すぐには開ける機会もなく、しばらく経ってから（旅行に行く時か何かに）開封したのですが…うーむ…気がつかなきゃ良かった…。一応のブランド品なんですけど、１枚は袖に、１枚は目立たない裾の後ろ下端ですけど、糸ほつれがありました。
おそらく、メーカーも問屋も通過してきたけど、百貨店のチェックで「これは通常価格で売るわけにはいかないな」とはねられた品物なんでしょう。そして、あの西武*1ですから、「もうすぐ優勝しそうだ、よし、在庫処分品をすぐ出せるように準備しておけ」と本社から指令が来るのでしょうね。（利潤を出す会社なら、それを目指して当然やってる事ですけど。やりすぎると違法案件になる前例もあります。買い占めとか…）
これを体験して「あー、優勝セールって、体の良い在庫処分なんだな」と感じた次第です。世の中、こんなものなんだな…と。ま、体験学習の授業料ですな。
*1:西武筑波店開店の際のＴ社長の訓示は「この地域のヤツら、金は持ってるから、とにかく金をしぼり取れ」みたいな話だったとか。ただし、伝聞につき、かなり盛られた話かもしれませんけど…。
