記念艦「三笠」

友人の披露宴から足を伸ばして、三浦半島方面に小旅行してきました。


披露宴は葉山のシーサイドホテルにて。すぐ近くのビジネスホテルに宿泊しました。このホテルのバーがなかなか良かったです。ホテルのバーって、ちゃんとしたところは値段が高かったりしますが、ここはリーズナブル。チャージ料もなし。なのに品揃えも豊かでした。あんまり食べ物のメニューはなかったんですけど、『シングルモルトをいろいろ楽しみたい』とか『静かなバーで本物のカクテルを飲みたい』という方に向いています。
…田舎のホテルだと、バーを名乗る割には出てくるのが薄ーい水割りだったりするところも珍しくないんですよね。


朝、海岸を散歩した後、近くの神社に行ったりしましたが、雨が降ってきたので葉山の海沿いから離脱。新逗子駅から京急で横須賀にカレー食べに行きました。せっかくなので、記念艦「三笠」も見学。小学生の頃に一度、来たことがあるなぁ…と思い、帰宅後、調べてみたら、なんと49年ぶりの三笠訪問でした。
当時、横浜や横須賀に親戚がいて、従兄弟やはとこと一緒に行ったような記憶があります。記憶が混じっているかもしれないけど、横須賀か相模原の親戚の家をめぐっていて、ちょうど高校野球の決勝やってて、青森の三沢高校太田幸司投手が投げていた記憶がうっすらあります。これは1969年の事なので、つまり49年ぶりだろう、というわけです。
三笠の周囲は公園になっていて、この公園でちょうど横須賀産業祭を開催していました。なかなかの人出でしたよ。出店もたくさん出ていて、\500のカレーライスとか\200のラーメンとか食べてきました。でも、食べようかと思った「葉山牛コロッケ」と「まぐろ串カツ」はぐっと我慢しました。
その後、雨が強くなってきて、三笠の見学=雨宿り、って感じになりました。雨で甲板や階段が滑ってけっこう怖かったですけど、艦内の展示物はゆっくり見ることができました。あ、でも、『坂の上の雲』と『日本海海戦』、もう一度見てから来るともっと楽しめたなぁ…。ちなみに日露戦争で陸軍大将だった大山巌は、『西郷どん』に出てきています。薩摩の人ですね。
展示物で天文ヲタクの血が騒ぐのは、やはり光学製品です。副砲の照準はいわゆる照星がほとんどですが、一つだけ望遠鏡が付いている(ライフルスコープのような)ものがありました。その他、東郷元帥の変倍双眼鏡(x5とx10。2頭ターレット式のようです。)はドイツのカールツァイス製、測距儀はイギリス製で、当時は日本の光学製品はまだ海外の基準に追いついていなかったようです。
レーダーのなかった時代ですので、「敵艦見ゆ」は非常に大事な情報で、生死を分けることです。当時の軍隊は、光学製品には惜しみなく予算を投入したんだろうなぁ…と勝手に想像しています。


しかし、ヲタクはどこに行ってもネタを探しますねぇ…(笑)。