周期6.5年のジャコビニ・ツィナー彗星(21P)が、いま、地球に接近しています。有名な、10月りゅう座流星群(通称・ジャコビニ流星群)の母天体で、1972年には『大流星雨が絶対出るぞ』と言われながらの空振り…。翌年のコホーテク彗星と合わせて『マスコミが騒ぐと天体はショボくなる』というジンクスが生まれました。
久しぶりに晴れ、もっと久しぶりに起きていた明け方。7x50双眼鏡で見えました。7.1等、視直径8'、DC4、尾25'と観測しました。
ついでにデジカメでインターバル撮影。固定撮影ですけど、デジタルは良く写るわぁ…。(銀塩写真を長年経験した人の言葉です。)
35mmF2.4 標準レンズで、ISO3200、5秒露出、一絞り、これを繰り返して、10コマ合成したものです。カメラは愛用のペンタックスK-5。
地平線が水平になるようなアングルです。
ソフトで作った星座の図です。内側の四角が上の画像のアングル。
中央付近を拡大。散開星団M35が写っています。(以下、全て上の画像から拡大・トリミングしています。)
まさか固定撮影でここまで写るとは…デジタル恐るべし。ちゃんと撮影したらもっとすごいのが撮れるはず…ですが、どうも面倒で身体が動かないのは、やっぱりトシのせいなんでしょうか…。