CPAPはじめました その1

SASのため、CPAPユーザーになりました。…なんのこっちゃ!?…ってお思いでしょうね(笑)。


CPAP=チェリー・パイナポー・アポー・ペン。サス太郎の動画です(ウソです…笑)。


マジメに…

SAS(サス)…睡眠時無呼吸症候群(Sleep apnea syndrome)。サザンオールスターズでも、スカンジナビア航空でも、特殊空挺部隊(Special Air Service)でもない。
CPAP(シーパップ)…CPAPシーパップ)療法=経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure)の頭文字をとってCPAP


早い話「睡眠中に呼吸が止まるので、身体に酸素が不足してしまいます。少し圧をかけた空気を送り込んで、呼吸を促進しましょう」という治療法のことです。以下、何人かに話をした後のQ&Aより、まとめます。

  • 要するに医療用空気ポンプ。圧は厳密に調整されていて、医師の診断により、どのくらいの圧が必要か、数字が決まるのです。
  • 空気は普通の外気。酸素ではありません。微細なフィルターを通して送られます。
  • 機械の電源はAC100V。キャンプなどに持っては行けません。旅行は可。(かさばるけど…)
  • 本体は厚みのある弁当箱くらいかな…。昔は大きかったんだろうな…と推測。
  • 機械はレンタル。購入すると50万円以上かかる品物らしいです。でも購入しても「微妙に自分とは合わない」等のリスクがあり、医師の診断の元で使用しないといけないので、やはり病院でのレンタルが一番と思われます。ちなみに月額5000〜6000円程度、と言われました。(もう少しするかもしれない。)


では、機械を見てみましょう。

これは専用キャリングバッグ。比較のため下に置いたのは30cm定規。


主なパーツ。本体・エアチューブ・マスク・ACアダプタ。

マスクは予備(違うタイプ)も同梱。


本体。コントローラー部分とでも言うべきかな。スピーカー部分が別なCDステレオみたい。ちなみにフィリップス社の製品です。


マスク。これは鼻口マスク。鼻と口を密閉して、やや圧のある空気を下から送り込みます。

鼻だけのマスクもあり、より小型で装着感が少ないのですが、自分は蓄膿症持ちなので、鼻がつまって口で呼吸する事が多いのです。(だから舌根沈下で無呼吸になるんです。)そこで鼻と口ごと覆ってしまうこの大きなマスクにしました。気分は戦闘機パイロット!(違うか…?)


マスクの顔に当たる側。上はおでこ当て。下のマスク周辺ともども柔らかいシリコンラバーでできています。


装着したところ。(目線消ししています。)

自撮りのため、デジカメのディスプレイを洗面台の鏡に映しながら撮りました。そのため洗面台の前なので、背景に洗濯物(部屋干し)が写ってしまいました(笑)。


斜めから。


横から。おでこバンドと口バンド、2本のバンドで顔にしっかりと固定します。

バンドも髪も黒いので、わかりづらいかな…?


…で、はい、この状態で、眠るんですよ。最初は圧迫感、異物感があって眠りに入りづらかったですけど、なに、寝ちゃえばおんなじです(笑)。気がついたら「おや?朝か???」…ってなります(ちょっと話を盛りました。実際は夜中に顔が暑くて目が覚めちゃいます。いえ、どうせ何もなくても目が覚めますけど。)
圧をかけられているので、口を開けると「ほっぺたがふくらむ」に近い状態になります。またマスクがズレると空気がもれて、シュー…という音がします。漏れると圧が下がるので、下がらないように機械ががんばってしまいます。あまり負荷がかからないように、なるべく漏らさないように気をつけます。
困るのは、鼻をかみたくなった時や、痰を吐きたくなった時。痰が口内に降りてくると目が覚めますが、まず機械の上部のスイッチを押して送風を停止。ゴムベルトを外して(これがやや面倒)マスクをずらし、ティッシュで受けます。一晩に2回くらいはあるかなぁ…。
もう一つ、目覚めた時に「鼻と口が渇いている」感じがします。鼻などは風邪の引き始めに「鼻粘膜が乾いているなぁ」と思うことがありますが、似たような感覚です。


二晩経過しましたが、気のせいか(プラセボ効果的なものもあるかも…)、今まで気になっていたこんな感覚が軽減されたように思います。今までこの症状、単に「トシのせい」かと思っていたのですが、原因は酸素不足なのかもしれません。

  • 一日中眠気が取れない
  • 肩こりが取れない
  • 脚が痙攣する(こむら返り)寸前

さらに継続して使用して、経過を見たいと思います。(というより、医者にはずっと使うように言われています。)