パルスオキシメーター その1

先日、レターパックプラスで届いた品物は、パルスオキシメーター。指先にセンサーを付けて、血中酸素濃度を測定するものです。
以前から、睡眠時無呼吸症候群の疑いが濃い(というよりはほぼ確実…)ので、そろそろ病院に行こうかな、と考えていました。でも何か、自分の背中を押すきっかけが欲しいなぁ、と思い、測定してみようと思い立った次第。なお、素人の私でも買えるこの器具、医療器具ではありませんので、あくまでも1つの目安という事になります。
せっかくですので、何回かに分けて、使用した感想などを書きたいと思います。



こういう箱に入っています。CONTEC社、CMS50Fという中国製の品物です。


測定はこういう形で行います。腕時計形の表示部、指先にケーブルで接続したセンサー(プローブといいます)。表示部をUSBケーブルで充電して使います。
1回の充電で一晩中の記録をする事ができますが、記録できるのはファイル1つだけで、基本的には測定したらPCに転送、という使い方になります。

導入前は「この形にさらにUSBケーブルを接続してPC電源もONのまま」という「鎖につながれた犬」状態なのかと予想していましたが、そこまでではありませんでした。測定しながら、トイレに行くこともできます。


なお、同梱品は、上記に写っているパーツのほか、専用ソフトウェア(8cmCD)、マニュアル(全て英文…)、ACアダプター(日本では使用不可な形)です。CDしか使いませんね…(笑)。


プローブ。指先にかぶせるだけですが、ゴムの弾力で軽く締め付けられる感じがします。何かの基準では、4時間以上の装着は注意が必要とか。締め付けられて鬱血などの心配があるそうです。装着すると、指先から自分の脈を感じる事ができます。
このプローブ、一方から赤外線を出して反対側のセンサーで受光する際に血中酸素濃度を測る、というしくみだそうです。

装着すると赤い光が見えます。動作表示代わりに可視光も出しているようです。


表示部の側面。こちらはプローブを接続する側です。


反対側。左は充電表示のためのLED。中央のUSBは充電とPCへのデータ転送用。右の小穴はスピーカー。パルス(脈拍)と同時にピッ…ピッ…と音を鳴らせます(うるさいので普段はoff)。


表示部。「96」が現在のSpO2値(経皮的動脈血酸素飽和度)。「080」が現在の脈拍(パルス)。脈を感知すると、右側の棒グラフが上下し、下段の波グラフが左側から表示されます。
[
ちなみにSpO2の正常値は90〜100の間。試しに1分以上息を止めてみると、80台まで下がります。85を下るとここの数字が黄色に変わりますが、1分15秒程度の無呼吸では黄色い表示を見ることはできませんでした。


操作ボタンは下部1つのみ。短押しと長押しで機能を使い分けします。長押しといっても、やや早口で「こんにちは」と言う程度。短押しは「ちゃ!」と言う感じですね。
実はその中間の中押し、「んちゃ!」もありまして、これは「表示を上下ひっくり返す」というものです。これ、右腕で測定する際、必要になります。(これちょっと勘違いがあるかもしれません…?)


上記の測定画面から、短押し1回で時刻表示。もう一度短押しで戻ります。


測定画面から、長押し1回でメニュー画面。

短押しでメニュー項目を選び、長押しで決定する、という使い方が基本です。
ここで一番下の「EXIT」を選んで長押しすると、最初の測定画面に戻ります。
その上の「Power off」を選んで長押しすると、電源が切れます。


記録開始の操作をしてみます。「Record」を選択。現在、「off」になっています。


ここで長押しすると確認画面へ。Yesを長押しすると記録開始です。


記録開始すると、測定画面の中ほどに「REC」と表示されます。でも自動的に画面がoffになります。どうせ寝ちゃいますからね。


夜中に起きて、短押しするとこの画面。「Recording...」との表示。


ちなみにプローブが外れたり微妙にズレたりして測定できない場合、こんな表示になります。


ひとつ、リストバンドに不満が…。

よくある、金具を通してマジックテープで留める方式です。こうしたバンドを一晩中つけておく…というのは、カプセルホテルで慣れっこで、特に違和感はありません。スーパー銭湯のロッカーキーもリストバンド方式ですね。
ところが、つなぎ目の部分がやや太くなっており、私くらいの手首(ごく普通だと思いますが…)だと、つけたり外したりするのに必ずこの「段差」を通さなければなりません。けっこう面倒です…。

でもまぁ、このバンド、「ただ通してあるだけ」なので、あとで好みの色のマジックテープに変えてちょうど良い長さにすれは良いんですね。カスタマイズ…と言えば聞こえがよいかも…(笑)。


次回は、ソフトウェアと、PC上で確認したグラフについて書きます。(ちゃんと動作しています。)


ここまでの記事、以下の日本語で書かれたサイトをだいぶ参考にさせていただきました。(ソフトのバージョンなどは微妙に違っていたりします。)この場を借りて御礼申し上げます。
パルスオキシメーター(血中酸素飽和度数計)