画像処理など

体調もよくないので今日は1日インドア。ちなみに早朝も起きられず、金星と土星の接近や細い月も見られませんでした。ここのところ毎日、04時に目覚ましをかけますが、トイレで起きるのが06時、つまり、起きた時には既に明るくなっています…。


昼間、ずっとPCの前にいて、12時間日周運動の画像処理していました。処理といっても、元々がjpgですから大した処理はできず、レタッチが主です。写り込んでしまった「車のライトの線」と「ライトに照らされたビニールハウスや電柱」を消去してみました。(”Photoshop elements 12”にお世話になっています。)
レタッチについては賛否両論あります。写真を「作ってしまう」わけですから、そりゃ写真じゃないだろう…っていうのが、まぁ正論ですね。でも絵的にどうしても「これは要らない」っていうものもありまして、それを削除するのができちゃうのが今のデジタル技術。まぁ、せっかくできる事なので、『やりすぎない程度にやる』にとどめようと思っております。とりあえず今日は「レタッチしたらどうなるか」「したものとしないものを比較する」事が目的です。


レタッチ前


レタッチ後

(車のライトの線を消去してみました)


写真とは何か…これ、極めて行くと、しょせん「真を写す」ことなんかできない事に気がつきます。銀塩の時代から、肉眼と感光剤の感色性も違えば、レンズの性能だって完璧なものじゃないし。写真に記録されたものの客観性だって、ある程度はあるけど、ある程度でしかないし。
そもそも天体写真だって、「肉眼で見えないものを写す」って時点でどうなのか…って話です。でもまぁ「肉眼で見えるものだけが存在してるわけじゃない」のも事実で、「写真だけで表現できる世界」とも言えます。そういった写真が天文学におおいに貢献しているわけです。(赤外線とか、電波天文学とか…)あ、比較明合成だって「ありえない世界」を可視化して見ているんですね。


とかまぁ、いろいろ考えてみたりもしますけど、「できる事をやってみる」「楽しんでみる」、これがアマチュアがやる事、できる事なんでしょうね。