冬の間に明るく見えていたラブジョイ彗星(C/2014Q4)が、暗くなりつつも、今、天の北極の近くを通過しています。天の北極の近く、ということは見かけ上の動きが特に小さくなり、ガイド撮影(星の動きに合わせてカメラレンズを追いかける)をしなくても写りそうです。天の北極に一番近づくのはこの29日になりそうですが、昨夜、よく晴れたので狙ってみました。
レンズは200mmの望遠。通常はガイドしないと暗い星は写りません。
各コマの露出は25秒。5秒のインターバルをはさみ、次のコマの露出開始…というくり返しです。全部で740コマを撮影しました。
21時からの1時間。
22時台。
23時台。
00時台。
01時台。
02時台。
03時台。
全てのコマをスタックしてみると、こうなります。総計6時間なので、空が1/4回転しているのです。
飛行機の光跡が邪魔なので、写ってしまった2コマを除いて合成。
さて、問題のラヴジョイ彗星はここです。
まず、このコマをご覧ください。でもこれじゃわかりませんね。中央下にあるのが北極星です。
4コマ分を合成して、部分拡大してみました。ここに彗星がいました。
ふう…ここまで処理したところで、本日、これまで。