同音異義語を避けるため

こういう言葉、または使用法、何て言うかご存じですか?

化学(ばけがく)、私立(わたくしりつ)、首長(くびちょう)…このように、同音異義語による混同を避けるために、本来の読み方とはわざと違えて読むこと。読み方としては合っていないが、混同を防ぐため、テレビのニュースにおいてアナウンサーなども使うことがある。


重箱読み」や「湯桶読み」という分類は、音読み・訓読みから来る、いわば「読みの成分による区分」ですけど、「読みの目的による区分」って、あるのかなぁ…?いろいろ検索していますけど、特にこれといったものは見つかりません。たぶん、呼び方があったとしてもすごくマイナーな、あまり一般では使われない言葉なんでしょうけど。


上記の2つの用語ですが、本来、漢字二つの単語とは、音読み+音読み、または、訓読み+訓読みで構成されるのが原則です。でも中には「重箱」(じゅうばこ)のように、音読み+訓読みだったり、「湯桶」(ゆとう)のように、訓読み+音読みで構成される単語があります。(けっこう数多いです。)


でも私、長いこと「重箱読み」とは、重箱のビジュアル的なイメージで、こんな風に同じ読みを重ねるんだよ、って事だと思っていました。つまり、本来の「音+音」か「訓+訓」のことを「重箱読み」と言うのかと、誤解していました。これがカン違いだと知ったのは最近のこと(といってもこの5年以内)です。これ、けっこう恥ずかしい話です…。