「○○だそう。」という使い方に違和感

最近、気になる言葉使いで、ソースが外部にある話、人づてに聞いた話を「○○だそう。」という語尾でまとめる、というのがあります。新聞でも、社会面でこそありませんが、家庭面、情報欄といったところには散見されます。私としては、非常に違和感を感じるところです。
元々は「○○だそうです。」または「○○だそうだ。」という語尾になるところ、最後を省略したものと思われます。でもこれ、省略しちゃっても良いのかなぁ…?少なくとも「です・ます体」で続いている文中であれば、省略はすべきではないと思うのです。


検索で、こんなページを見つけました。よくあるQ&Aのサイトです。
Q 「・・・・・だそう。」で切るのは正しい表現ですか?


これによると、「そうだ」「そうです」という助動詞のうち「だ」「です」が欠落(省略)したもの、ということのようです。単に「だ」「です」の省略というと、この他に「名詞止め」がありますが、名詞止めならば、書き言葉でも「有り」と思います。
そのサイトにあった例文ですが、皆さんはいかがですか?不自然に感じますか?問題ないですか?許容範囲ですか?

  1. これで間違いはなさそう(だ)。
  2. 男の子が生まれたそう(です)ね。
  3. このままでは首になりそう(だ)。
  4. まるで綿みたい(だ)。
  5. まるで綿のよう(です)。

話し言葉ならさほど違和感はないのですが、書き言葉となるとどうも…。感じ方には個人差があると思いますが…。でも5番は名詞止めに近いニュアンスがあると思います。


まぁ、私がどう感じようが、言葉は生き物。常に変わりゆくものではあります。自分としては、言葉に関しては保守派(「ら抜き」でさえ不自然に感じるので使いません)であり、自分が使い続けている言葉を未来にわたっても使いたい…使われて欲しい…と思っています。