晴れたけど…

一言で言うと「空は晴れたけど、レンズが夜露で曇って、観測失敗」です。


帰宅して機材を積み込みしている頃は曇りでした。ダメ元な感じで集合地点に行くと、晴れてきました!それぞれのポイントに布陣します。私は2年前と全く同じ地点で、去年はアイソン彗星を撮影した思い出ある田んぼ道です。望遠鏡の焦点に高感度CCDカメラ(WATEC)を取り付け、普通のビデオカメラにケーブルで入力、カメラを単なるデッキとして使います。この時、音声をミックスする方法を今回から試用してみました。
ビデオカメラの入力端子は1カ所のみ。一つの端子で映像・L音声・R音声の三つが入れられます。逆に、音声を入れようと思うとこの三つ叉ケーブルを使わないといけないわけです。ところがこれがピンプラグ。普通のマイクを使うには出力不足のようです。(プラグアダプターだけではダメでした。)そこでマイクロホンアンプという、「ピンプラグしかない機器にマイクを接続するため」という製品を購入しておきました。…で、1年半ほど前に購入したのを開けたのが今日…というひどさ(笑)。
どちらかというとこの機器が使えるかどうかを試してみた…って感じになりました。結果はオーライ。時報と映像をミックスする事に成功しました。これ、今夜唯一の収獲です。ちなみに電源はこんな感じです。何をするにもまず電気…と言えますが、電気がないとどの機器も動きませんから、これ非常に重要です。

  • GP用モータードライブ…乾電池(単一×8本)
  • WATEC ビデオカメラ…バッテリー-インバータ-ACアダプター
  • マイクロホンアンプ…バッテリー-インバータ-ACアダプター
  • マイク…電池不要のもの
  • ビデオカメラ(HDD)…内蔵バッテリー
  • 時報(1)「○○時○○分です」という音声…電波時計トーク機能…乾電池
  • 時報(2)1秒ごとの「ピー、ピー」発信音…タブレットのアプリ…内蔵バッテリー

携帯用バッテリー(12V)は、プラグが3口ありますが、このうち2口にインバータを差して使用…という異様な姿になりました。これで一応、同じビデオの動画ファイルに、現象を記録した映像と、同期した時刻の音声を記録することができました。


まだ問題が残りました。タブレット時報の精度が低いのです。約1秒の遅れがありました。タブレットって当たり前のようにGPSを内蔵していますので、普通の設定でも勝手に時刻補正しているのかと思っていました。でも電波時計と比較すると1秒異なっています。これ、電波時計(置き時計)と電波腕時計との比較で、2対1での決定です。(マギシステムみたい…(笑)ちなみに、三者はカシオとセイコーとシャープです。)これに関しては、タブレットの設定のしかたなど、ちょっと勉強してみます。(まぁ、今日になって思いついて、あわててアプリをダウンロードして使っているんですけどね。)


…ということで、現象を捕らえるのには失敗しましたが、次に向けて、いろいろと実り多い観測になりました。『経験してみないとわからない』ってこと、たくさんありますからね。