豪雪からの出発

昨夜の積雪、30cm近くあったように思います。足首は楽々もぐりましたから。


昨日、今日と、何もなかったら家に閉じこもっていたであろう、そんな豪雪のお天気でした。
昨日はまず、つくば市で、天文関係の寄り合いがありました。年に一度のサークルの総会なんです。しかも私は執行部サイドでして、決算の報告を読み上げたりする立場なので、これを欠席するわけには行きません。この日に合わせて作ってきた資料もありますし、がんばって行きました。ここへ来て、初冬の時期にタイヤがパンクしたのをきっかけに、新しいスタッドレスを履いたのが効いてきますね。良い時期にパンクしました(笑)。
午後からの例会と総会、夕方からは懇親会。とはいえ最近は断酒の真っ最中なので、ノンアルコールですますわけですが、それにしても大雪です。積雪の第一弾は昨夜で、第二弾が今夜。懇親会が終わる頃は、つくば市でも既に20cmくらいの積雪がありました。そこからの帰り道が、けっこう必死でした。地元のドライバーの皆さん、雪なので出歩かないという賢明な選択をされている方が多いとみえ、土曜日の夜というのに走っている車が極端に少ないです。すると、道のかなりの部分が新雪状態になります。
この新雪状態がなかなかコワイですね。いや、アイスバーンも圧雪も、それぞれにコワイわけですけど、新雪って一番慣れていないわけで、ちょっと油断すると横滑りするし、もう不安いっぱいでした。でも今夜はわが家に、つるつる亭やかん師匠をお泊めするので、助手席に師匠がおります。なにしろ師匠は北海道出身なので、いざとなったら運転をお願いしようかな…などと思っていましたが、道々話していると、『免許を取ったのは関東に来てからなので雪道運転の経験はないんですよね。』とのこと。オーマイガッ!
とりあえず、轍の跡を走るようにするわけですが、積雪でラインが見えないので、皆さんセンター寄りを走るわけです。その走った跡を走るのですから、こちらも対向車もお互いにセンター寄りを走ることになり、対向車が来ると、田舎の細い道ではけっこうコワイ思いをします。かといって逆の路肩に寄ると、側溝とか田んぼに落ちかねない危険性をはらんでおります。
少ないながらも走っている車サンはおりまして、お互い安全運転しようね…と言いたくなります。ただこういうときに困るのは、やたら早いヤツとやたら遅いヤツ。幸い、やたら早いヤツに後ろに着かれてあせりながら運転…ってことはありませんでしたけど、やたら遅いヤツはいました。ノーマルタイヤで自信が無いのかな?すぐに先行を譲ってくれましたので問題ありませんでしたけど。でも遅い車だと、上り坂で止まってしまって、『あー、も少し勢いつけて行っちゃえば上れたのに…』という場面を何回も経験しています。
ともあれ、いくつも田んぼ道や集落の道を抜けて、難関の橋を渡り、最後のトンネルを抜けると、わが家のある地区に入ります。入りましたが、なんだかトンネルのこっち側が積雪が多めな気がします。『トンネルを抜けると雪国だった』ってのはダテじゃない!
『明日、出られるかなぁ』と不安を残しながらも、家について一安心。やかん師匠とオリンピック見ながらノンアルコールでトークしているうちに眠くなり、あやうくいつものようにコタツで寝落ちしそうになりました…。


朝になって庭を見ると、より一層雪が深くなっていました。さて…何時に出かけたものか…。今日の演奏は14時で、集合は一応13時なのです。何もなければ早めにイオンモールに着いて、広い駐車場の中でも入り口に近い位置に駐車するんですけど、この積雪では、少し暖かくなって溶け出すまで待ってからでないと出られないかな、と様子見することにしました。で、ギリギリ13時前頃まで待って、いざ発進…のはずだったのですが…。
わが家は道路から一段低くなっています。つまり、道路に出るまでに上り坂があるのです。ここが…ズルズルズル…スリップして上れません。二度めのトライアルで早々にあきらめ、雪かきをすることにしました。さすがに雪かきは慣れている、北海道出身やかん師匠、サクサク進めて行きます。一方こちらは蝶ネクタイでびしっと決めているのにスコップ持って雪かき作業という有様。「蝶ネクタイと雪かき」って、たぶん「盆と正月」よりもレアな組み合わせだと思いますよ。いやまぁそれでも、『こんな事もあろうかと』一応角スコップ買っておいてよかったです。やかん師匠ありがとうございます。
そんなわけで一汗かいてからいざ発進。道路に出ると、路面は濡れているものの、県道以上の道はみな雪かきがされていました。とはいえ、昼過ぎで路面びしょ濡れ、さらに雪がたくさん残っている、ということは、明日の朝の凍結は必至。今日は凍らないうちに早く家に帰らないと。と、思わず慎重になる、雪道に不慣れなドライバーでした。


不慣っしー!!!ぷしゅー!!!