皆さん、どんな手帳を使われていますか?市販の物をいろいろ選ぶのも楽しいのですが、正直、どれも『帯に短したすきに長し』。こうだったら良いのになぁ、とか、ここが足りないなぁ、とか、満足しきれないものです。そこで今年は、完全オリジナルの手帳を作ってしまいました!
(…と言いながら、実は昨年から「試用」しています。)
…といっても、システム手帳の規格を使用しますので、オリジナルなのは手帳の中身、いわゆるリフィルです。最近、老眼も進行していますので、大きなA5版のシステム手帳を使用。これは、A5リフィル用6穴パンチで使いやすいものを入手したのがきっかけでした。
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このパンチ、A5サイズ・バイブルサイズだけでなく、ミニサイズの6穴も開けられるすぐれものです。A5サイズの何が優れているかっていうと、メモ用紙としての入手のしやすさです。職場でのミスプリント、A4の半分が真っ白だったら、即、A5メモ用紙にしてしまいます。ワープロソフトやエクセルで、うっかり1文字だけ次のページになってしまった…なんていうのは「あるある」ですよね。エクセルだと「。」半分だけ次のセルにはみ出して、無駄に紙を1枚使ってしまうことがあります。この紙、再利用するにも清書用には使えないし、捨てるのももったいないです。そこで切断してメモ用紙に…っていうのが一番よくあるパターンでしょう。それに着目したわけです。
リフィルの中身ですが、エクセルを活用しました。まず大きな一覧の予定表を作り、別のシートに印刷用のパターンを作ります。vlookup関数を活用して予定表から内容を引っぱってきます。このへんの事はエクセル使いの方ならすぐにおわかりになるでしょう。
オリジナルなのは予定の中身です。目指すは「A5版マイ天文手帳」。つまり、毎日の月齢・日の出入り時刻・月の出入り時刻・薄明開始終了時刻、天文マニアとしてはこの辺りの情報がぜひとも欲しいところです。しかも、天文手帳にある東京でのデータではなく、自分の住む場所におけるデータです。これについては親切なサイトがありまして、任意の東経北緯から任意のひと月分のデータを計算してくれます。これをコピー&ペーストして、テキスト化、その後エクセルから読み込みます。こうして、わが家における各種データが完成。これを年間分作ってしまいます。
あとは普通の手帳のように、各種こよみの内容をデータ化します。これは本家「天文手帳」にわかりやすくまとめられていますので、見ながら打ち込みました。
(オリジナルを作っても「天文手帳」はやっぱり買っています。)
週間予定表の印刷パターン。
記載した項目。
印刷開始の日付を指定するだけで、予定表からデータを読み込んできます。
こちらは月間予定表のパターン。
ほとんど日付と罫線のみ、あとは空欄です。
初期のパターン。モノトーンで寂しいです…。
右側はフリースペース。書き込み用です。真ん中に金具があるので、右利きの人はどうしても右側になります。左側には書き込みづらい…それなら、参照するデータを左側に集中させれば良いんです。
フラッグメモ(付せん)を装着。これを付けた日は、気分的に上がってきました(笑)。
現在のバージョン。プリンタがカラーになったので、印刷もカラーに。土日が一目瞭然になりました。
ペンホルダーは透明下敷きを兼ねています。スリ割り式で、とじ金具を開けなくても出し入れできます。
上部のアップ。冬場はカノープス南中時刻、夏場は天の川中心の南中時刻が入ります。
普通の手帳と比べ、システム手帳のリフィルとして作ると決定的に便利なこと。それは、『とりあえず1月分を作ればスタートできる』ってことです。2月以降の分は少しずつ作っていけば良いので、1年分いっぺんに作るのなんて面倒くさい…という方でも作れます。項目の内容だって少しずつ思いついたら増やしていけば良いし、未完成でも少しずつバージョンアップして行けば良いのです。
現在、職場の机上に置き、仕事も私用もミックスして使っています。実はこれが重要で、例えば新月の時期は残業しないで早く帰るようにしよう、とか、出張の前は睡眠不足にならないようにしよう、とか、いろいろ気をつけるようになります。
この手帳、名付けて「Astro Note 2014」。ネーミングはもちろんアストロノート(宇宙飛行士)に掛けているのです。
使用している物の型番
【ファイル】 メーカー・型番 A5リフィルファイル レイメイWAF701K(ネイビー) 【リフィル】 メーカー・型番 インデックス(6山) アシュフォード 0448 フラッグメモ アシュフォード 0656 PPポケット ダビンチ 下敷き&ペンホルダー ダビンチ