今朝の彗星

また早起きして、3つの彗星を撮りました。
共通データ。PENTAX K-5 200mmF2.8開放。ISO400で20秒露出×8コマ加算。ビクセンGP赤道儀で追尾。ステライメージ6で処理。


C/2013R1 Lovejoy彗星。


ラブジョイ彗星の発見者は、オーストラリアのテリー・ラブジョイ氏。アマチュアの彗星捜索者で、デジカメでの発見です。冬の天の川、いっかくじゅう座の方向に見えます。天の川の中なので、たいへん星の数が多いです。


2P Encke彗星。


エンケ彗星は周期彗星の中でも大ベテラン。周期3.3年は、彗星の中では最も短いです。周期が短いという事は地球に何度も接近しているので、そのために発見者はたくさんいるのですが、最初に軌道を計算したエンケの名前が付きました。発見者以外の名前がついたのは、ハレー彗星とこのエンケ彗星くらいです。


C/2012S1 ISON彗星。


ロシアで発見された彗星で、ISON(アイソン)というのは捜索チームの名称。たいへん遠くにある頃に発見されたため、彗星が大きいことが考えられ、また太陽に非常に接近する軌道が計算されており、この11〜12月に肉眼で見られるようになる、との予報が出されています。当初、『金星よりも明るくなる』というものすごい予報が出されましたが、観測の結果、いくらか下方修正されているようです。それでも、肉眼で見えるようにはなる…んじゃないかなぁ。なると良いなぁ。
こちらは二度と太陽には戻ってこない軌道が計算されていますので、今回限りの超・期間限定彗星です。