いるか座新星

8月14日23時頃、山形県板垣公一氏によって、いるか座に6等級の新星が発見されました。
いるか座は、夏の夜空の高いところ、アルタイルの近くにある星座です。私事ですが、私が初めて憶えた星座で、思い入れのある星座、大好きな星座だったりします。
今夜は曇っていますが、雲間から時折アルタイルが見えていましたので、早速、双眼鏡で探してみました。すると…あっさり見つかりました。なんと、4等級まで明るくなっています。(一応、4.2等と目測しました。8/16 23:45JST、10×50双眼鏡)


いるか座新星付近の図。中央やや左上、「+」の交点にあるのが新星です。経緯線のメッシュは、10×約15度。(赤道よりやや北にあるので15度ではありません。)
双眼鏡の視野は6度〜8度程度の物が多いですね。いるか座がちょうど入るくらいでしょうか?ご自分の双眼鏡の視野を確認してみてください。たいがい、双眼鏡のどこかに書いてあります。


簡単な観測用星図。比較星の光度を入れてみました。


できればきれいに晴れて欲しいです。撮影はもちろんですが、「新星を肉眼で見る」という滅多にない体験をしてみたいです。もし見られれば、自分としては1975年はくちょう座新星以来のことになります。


  ※ 図の作成には「Stella Navigator ver.9」(アストロアーツ)を使用しました。