グレージング

先ほど、グレージングを見てきました。本当は「観測して来た」と言いたいところですが、準備不足で、眺めただけ、記録しただけでした。


グレージング観測って何かといいますと…(前に書いたのをコピーして来ました)

  • 月が、他の天体を隠す現象を、掩蔽(えんぺい=オッカルテーション occultation)または星食といいます(日食もこの一種と言えます)。その際、星が月の縁をかすめるように隠されるのを、接食(グレージング・オッカルテーション grazing occultation)といいます。この観測を、通称、グレージング観測と言っています。地図上に投影すると、食されるかされないかの限界線が1本の線になりますので、限界線星食とも言います。この限界線をはさんで数100mおきに観測者を配置し、恒星が隠されるのを記録して図に描くと、月縁の山の姿が浮かび上がることになります。人数が必要なので、同好会などで観測テーマとされる事がある現象です。

さて、グレージング、うまく行けば月の縁の山や谷を星が通過する際、複数回の潜入・出現が見られるはずです。今夜のグレージングがどうだったかというと…動画をご覧ください。月の縁の星が、消えたり出たりします。
風が強かったので、月も星も揺れています…見づらくてごめんなさい。


音声なし版


BGM付き版

なんと、1分40秒ほどの間に、7回の明滅を記録する事ができました。撮影としては大成功なのですが、音声が記録出来なかったため、時刻の測定ができません。これでは「観測」とは言えません。まぁとりあえず、「グレージングとはこんなものだよビデオ」が撮れただけでも大成功…としておきましょう。