プロミネンス

昼間、星仲間のぬらちゃんが遊びに来まして、晴れているし、太陽望遠鏡を持っているという事で、早速、見せてもらいました。この望遠鏡、特殊なフィルターを使用して、太陽のプロミネンスを見ることができます。


望遠鏡の全景。赤道儀はタカハシP-2Z。


鏡筒。ラントLS60THa。取扱店のHPはこちら→LS60THa


こんな感じでのぞいてみました。モデルはぬらちゃん。三脚を伸ばすのが面倒くさかっただけです(笑)。

誤解されると困るので強調しますけど、太陽観測専用の望遠鏡です。普通の望遠鏡でこんなふうに太陽を見てはいけません。絶対にダメです。


太陽の全体像。水素のHα線だけを通すフィルターを使っています。Hαは赤い光線なので、「真っ赤な太陽」を見ることになります。左側や右下に、プロミネンスがちょろっと見えています。

コンパクトデジカメを手持ちコリメートで撮影。要するに、カメラを目の代わりにのぞかせて撮る、最も簡単な撮影方法です。


右側にも独特な形のプロミネンス。ピントが難しいです。


コンデジ側のズームを最大にして、無理矢理ズームアップ。

太陽の大きさからいうと、このプロミネンスの実際の大きさは地球よりもずっと大きいですね。


この手の観測がアマチュアにも手の届くようになったというのは、ひとえに技術の進歩によるところが大きいです。30年前は、プロミネンスを見るには太陽の光球面を隠す方式で、オッカルティングディスクとフィルターを内蔵したアダプターだけですが、当時の価格で20数万円もするものでした。アマチュアではごく一部の人しか手の届かないものだったのです。最近は、Hαを通すフィルターの性能が向上し、光球面と一緒に観測できるようになり、価格も専用の鏡筒込みでアマチュアの手の届くものになりました。すごいなぁ。


さて、手の届くもの…ですから、物欲がふつふつと湧いてくるわけですけど…(笑)。


ぬらちゃんから、この望遠鏡を個人輸入した時の話をいろいろ聞きました。国内では20万円くらいしますけど、円高もあって16万円くらいで入手したそうです。


うーん…(意味深)。