『綱引いちゃった!』

昨日、映画見てきた、と書きましたが、これです。『綱引いちゃった!』。簡単に、ネタバレしない程度の感想を書いておきます。
主演は井上真央。「おひさま」以来、好きな女優さんです。母親役に松坂慶子。最近はすっかり「肝っ玉母さん」ぽくなっていますね。でも、良い歳の取り方をしていると思います。また、わが県出身の渡辺直美がコミカルな役で出演しています。彼女に関しては、ほぼ期待通りです(笑)。
お話は、大分市にあったスポーツ綱引きの強豪クラブをヒントにして作られたお話です。涙あり、笑いありで、眠くならずに楽しめる映画でした。何より「綱引き」という、誰でも知っている競技がテーマで、それにからむさまざまな人間模様、誰にでもありそうな日常にあれこれを活写しているのが良かったです。でも、もっといろいろなエピソードが入っても良かったな。特に、綱引きチーム8名のうち、二人はほとんどエピソードがなくて、ちょっと残念でした。
こういう、気負わずに見られる映画、それも邦画が好きなんですよね。第一、邦画だと字幕追わなくて済むじゃないですか。それに、地方ロケもあって、こういう作り方は町おこしにもなって好感が持てます。大々的にCMして、「制作費○○億円」を自慢にするよりも、こういった手作り感がある方がずっと良いです。
そういえば、ある洋画が「日本よ、これが映画だ」と上から目線で宣伝している時期に、逆に「ハリウッドよ、これが日本映画だ」とやり返していた邦画がありましたっけ。胸がすく思いでしたね。


さて、お話の中で、井上真央演ずる市役所職員が、自らも綱引きチームの一員となってトレーニングに励むのですが、自分の頭の中では『この役、舞美ちゃんに演じてもらいたいなぁ』と夢想しておりました。もちろん井上真央も大好きなんですけど、テーマがスポーツで、しかもパワー勝負なので、これは舞美ちゃんの輝く汗がぴったりだ。ぜひ見たいなぁ、と思った次第です。ホラーじゃなく、スポ根に主演する舞美ちゃんが見たいのです。