ツナグ

映画「ツナグ」を見てきました。
あまり予備知識もなく、映画館の上映前の予告映像を見ていただけでした。松坂桃李が主演すること、ツナグというのが、死者に合わせてくれる役割の人だということ、そんな程度です。
原作は小説なんですね。今知りました。原作を読んでいると、どんな映画でも自分のイメージとの相違点とか出てきてしまうと思うのですが、幸いそんな事はなく、ゆったりと楽しめました。
3話オムニバス…に近い形式でしょうか。実際は若干の前後関係がありますが、3つのエピソードがそれぞれに進んでいきます。どのお話もホロリとさせてくれます。そして主人公の悲しい思い出も実は…という謎解きも。見終わって、しんみりしますけど、とても暖かい気持ちになります。


『死語の世界』なんて信じちゃいませんけど、なぜ人がそれを信じたがるのか、その一端がわかった気がします。逝った者に対する思いや、後悔の念、そういった優しい気持ちが、洋の東西を問わず、死後の世界という考えを造り出したのでしょう。(ただ現在は宗教団体などがそれを自分たちの都合の良いように金儲けに使っているわけですけど。)そんな事を考えながら、家路に着きました。


帰宅後、寝落ち。いろいろな意味で濃い3連休でした。