つぶやきのクリーム

森博嗣「つぶやきのクリーム」講談社文庫版です。


なんでこの本を買ったかというと、ももち、こと、Berryz工房嗣永桃子さんが解説を書いているからです。ほら、帯にもこんなふうに…。


では、解説のページを、ちょっとだけよ(笑)。


ももちがどんな解説を書いてるんだろう?というのが一番興味があったわけですが、アイドルっぽさを発揮しつつ、きちんとした文章を書いているのがなかなか良いですね。あー、やっぱり頭の良い子なんだな、と思いました。ダテに大学生やってませんね。←本人に失礼w


ももちろん、ももちの解説だけ読んだわけではありません。本書は、森博嗣(似たような名前の友人がいるんですけど…w)が日常感じていることを短く書きつづった(つぶやいた)いわばショートショートエッセイです。どのエッセイも見開き2ページに収まっていますので、時間がない時、どのくらい時間があるのかわからない時にでもささっと読めます。2ページさえも読む時間がなくても、2行ほどのタイトルに内容が凝縮されていますので、目次だけ読んでも楽しめます。電車の中、病院の待合室、会社の昼休みなど、ちょっとだけ時間の空いたときに読んでみて欲しいですね。新しい視点にひざを叩いてみたり、作者のややひねくれた感性(笑)にクスッとしてみたり、そうじゃないなと思ったら自分で文章を考えてみたり…そんなふうにいろんな角度から楽しめるショートエッセイです。
できるなら、森博嗣の作品を読んでみてからがお勧めです。あの作品を書いた作者が、日頃からどんな事を感じているのか、どんな考え方から作品が産まれたのか、考えるよすがになると思います。かくいう私、ももちさんのおかげで森さんの作品を読んだことがあります。けっこう面白かったな。そんなわけで、ここであれこれ言うよりも、どうぞ読んでみてくらしゃい。

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