特撮博物館

江東区東京都現代美術館にて開催中の「館長庵野秀明特撮博物館ミニチュアで見る昭和平成の技」を見てきました。

いや、すっごく面白かったです。すっかりはまりました。最初は『午前中2時間くらい軽く見て帰ってこよう。』くらいのつもりでしたけど、結局3時間半もいてしまいました。
特撮ファンの方、ミニチュア大好きの方、必ず見に行くべし。開催期間は7月10日〜10月8日です。特に、映画などのメイキングを楽しめる方には大オススメです。(逆に、映画本編にしか興味ない方にはオススメしません。映画作りの裏側がこの展示のメインの内容ですので。)
あー、でも暑かったです。地下鉄「清澄白河」駅から、猛暑の中徒歩13分はキツイ…。暑さが収まった秋口に行った方が良かったなぁ。夏休み最後の日曜日ということで混んでいましたし。それでも朝イチで行ったのでまだ良かったのですけど、帰りにふと入場列を見ると、チケットを買うだけでもすごい行列でした。


長いので隠します。
展示は、前半は撮影に使用したミニチュアや、原画など。特撮マニアにはこれだけでも十分見応えがあります。小松崎滋、成田亨といった造形に携わった方のビッグネームも並んでいます。いろいろな才能が発揮されて初めて一つの作品ができるんですね。あらためて感じ入りました。今度また、東宝系の特撮映画のDVDを借りて見てみようっと。
中ほどに短編映画「巨神兵東京に現る」。これ、必ず見てください。見ないと以降の展示が楽しめません。
後半は「巨神兵東京に現る」の撮影に実際に使ったセットの見学。ここ、撮影可能ポイントです。東京の街のミニチュアセットを歩くことができます。また、六畳一間の部屋から窓越しに見た巨神兵になりきった写真撮影ができます。(一種の「実相寺アングル」ですw)


ところで、樋口真嗣監督は特撮監督として有名ですが、碇シンジ君の「しんじ」の由来であり、奥様は「タカヤノリコ」さんなんですよね。そして、実は最初の監督作品は『ミニモニ。THE(じゃ)ムービー お菓子な大冒険!』なんです!ハロヲタの皆さん、このへんは押さえておきましょう。


現場で撮った写真を何枚か。


会場の一角に東京の街角のセットが。


街角に行列する巨大な人々(笑)。


道路越しに、ぐにゃりと曲がった東京タワー。


東京タワーのディテール。


お一人様用(?)ミラーで撮影してみました。


こちらの行列は「六畳一間」からの撮影です。


六畳間の作り込みがすごいです。


屋根の向こうに巨大どかん出現!(笑)


行かれる時は…(今日、後悔したポイントです。)

  • ケータイよりデジカメ。ちゃんとしたカメラを持っていきましょう。
  • 親しい友人と行きたいです。知らない人にはシャッターを頼みづらいですから…。
  • 双眼鏡は普通のではなくパピリオを持っていくべきでした。こんな時のためのパピリオじゃないか!(これは強度の双眼鏡マニア向けのアドバイスw)
  • グッズ資金を多めに。ない時は『買わないぞ』という気持ちをしっかり持つこと(笑)。


…というわけで、厳選しまくって買ってきたのは、図録とガシャポン2個。

図録は2冊セットで\2700。ずっしり読み応えあり。

ロゴだけでも見応えありますね。


ガシャポンは3種あって、その一つです。
中のパーツ。

組んだところ。日常的なものとSF的なものを組み合わせるのは、今日では常套手段です。

図録の表紙を背景に使って、ちょっとしたミニチュア撮影してみました。

いやぁ…この大人、主催者の思うつぼですわ…(笑)。帰ってからも楽しめる。いやはや、恐れ入りました。


60〜70年代に少年時代を過ごした大人の方、ぜひ行ってみてください。ただし『すぐに子供心に戻れるオトナ』の方に限ります。すっかり大人になっちゃった人はダメかもなぁ。たとえば『よくガンプラに夢中なんていういいトシしたヤツいるけど、よくやるよなー、あんなのオモチャじゃないか。』とかいうオジサン。ダメですよ、その部分をなくしちゃ。いろんなものが見えなくなっちゃって、もったいない事このうえない。それに、オモチャを真面目な顔して作っているのは、他ならぬ大人なんですからね。


もう1個は未開封。あしたのお楽しみです♪