今だけ!夏の小三角形

期間限定「夏の小三角形」のご案内です。土星・火星・スピカ(おとめ座α)の三角形ですが、なんで期間限定かっていうと、惑星は日々場所を変えるので、形がどんどん変わっていくからです。三角形のバランスとしては、今日がベストです。


まず、全体の動きを見てください。図は、東京で見た星空です。西の空の星は、右下に向かって沈んでいきます。図の上部に時刻が入っていますが、30分ごとです。
方位・高度の線は10度ごと。握りこぶしを作り、腕をいっぱいに伸ばすと、ちょうどこぶしが図の一区画に収まるくらいになります。握りこぶしのタテが約10度。これ、憶えておくと、星を見る時に役に立ちます。







画面上から右下にかけて、明るい星が3個、きれいな三角形を描いていますね。土星(0.0等)・スピカ(1.0等)・火星(1.1等)です。土星は動きが遅いので位置の変化が少ないのですが、火星は早いので、これから三角形の形はどんどん崩れて行きます。(後日、記事にします。)



  ※ ここまでの図の作成には「Stella Navigator ver.5」(アストロアーツ)を使用しました。


この三角形が見えましたら、ぜひ、色の違いに注目してください。赤い火星、黄色っぽい土星、青白いスピカ、と三者三様です。倍率の低い双眼鏡があると、より良くわかります。


今日の夕方、晴れると良いですね。