北九州なう。

明日の金星の太陽面通過を見るために、北九州まで来ました。詳しくはあとで語ります。とりあえず更新。


【後日記す】
今回の「金星の太陽面通過」、ぜひ見たいと思っていました。でも、先週までは「どこかに遠征してまで見る」ところまでは行きませんでした。「家で見よう。曇ったら仕方ない。」程度でした。ところが、いろいろな情報を仕入れ、見聞きしているうちに、自分の中で「見たい」という思いがどんどんつのってきてしまいました。
実は、2004年6月にもこの現象があったのです。その時は前日からお天気が悪く、早々にあきらめて仕事なんかしていました。(社会人としてはそれが正しい姿ですけど…w)が、あとで知り合いに聞いたら「粘っていたら少しの間、雲間から見ることができた」とのこと。これ、けっこうくやしかったのです。
考えてみて下さい。皆既日食金環日食も、地球のどこかでは年に1〜2回見えています。つまり、「見る気になれば(海外旅行に行けば)見られる」現象なのです。しかし、この「金星の太陽面通過」は、地球のどこにいても243年に4回しか見られないレアな現象なのです。今回を逃すと次は105年後…という事は、「もう二度と見られない」って事なのです。


先週の土曜日の時点で、天気予報は北日本の方が良くて、『前の晩に東北道を北上、どこかのSAで観測する』ことを思い描いていました。しかし、毎日変わる天気予報…w、火曜日(現象の前日)の朝発表の天気予報を見ると、東日本と北日本は全滅状態で、晴れのマークが一つもありません。ではどこが晴れそうかというと、近畿より西、特に中国地方西部や九州北部が良さそうです。
昼休み、時刻表や携帯とにらめっこ。『今夜移動して明日の早朝から観測』というのは既に決定事項ですが、ここに来ていくつかの案が浮上してきます。

  • 車で近畿まで移動する→徹夜ドライブの覚悟…。
  • 夜行バスで大阪以西へ→眠れるのか?
  • ムーンライトながら」で大垣へ→大垣ではどうだろう?晴れエリアかな?
  • サンライズ瀬戸・出雲」で岡山へ→これは良いかも。でも人通りが多そう。
  • 飛行機で九州へ→高いけど現実的。

結局、ちゃんと寝ておかないと昼間持たない…という体力的な面を優先。ちゃんとホテルに泊まれる最後の案にしました。
どこに行くか、については、時間的な制約があります。帰宅後、もし30分で準備できれば、東京発22時少し前くらいの便までは大丈夫です。しかし、今日思いついて帰宅後パッキングして…では無理かと思われます。そこで最も時間的に余裕のある、羽田発22時55分スターフライヤー、北九州行きを選択しました。(この選択には、よくコンサートでお会いする仲間が、この便で帰っているという事実が大きく影響していますwww)
北九州空港だと、1軒だけ空港に隣接したホテルがあります。都合の良いことにこれが東横イン。ついこの間、同じチェーンのホテルを使ったばかりで、勝手がわかっています。迷わずここを予約することにしました。


さて、帰宅後、大急ぎで準備。なかなかの修羅場でした。捜し物をしたりして、結局1時間以上かかってしまいました。その合間にネットで航空券とホテルの手配です。航空券ですが、なにしろ当日の分ですので、格安なんて望むべくもありません。また、もっと時間に余裕があれば、新橋あたりの金券ショップで…とも思いましたが、いかんせん時間がありません。かろうじて往復割引だけはゲットしました。


…と、こんなわけで、突然、「北九州なう。」となったのです。