浪漫舎 アルバム“ピンクノイズ”発売記念ツアーライブ

浪漫舎のライブに行ってきました。浪漫舎とは、わが敬愛する加藤いづみさんと、彼女の20年来の音楽仲間である上田ケンジさん(アルバムでは上田健司と標記されています。)の二人のユニットです。(アルバムでは「Izumi Kato×Kenji Ueda」と標記されています。)


ライブが月曜日の夜、しかも4月始め(=激務の時期)ということでハードルが高かったのですが…事実、最初は行くのをあきらめていたのですが、こちらのブログ「ライヴ三昧ひとり旅」のあかねさんからチケットを譲っていただき、行くことになりました。
13時まではやたらと仕事が忙しかったのですが、15時から2時間休をもらうことに成功!ダッシュで帰宅、5分で着替えてタッチ&ゴー、特急に乗って、18時少し前には下北沢にいました。ふう…。(これが成功したからって、平日ライブに自由自在に行ける…とは思っていませんよ!)


以下、セットリストです。

アルバム“ピンクノイズ”発売記念ツアーライブ
              2012.4.9
              下北沢GARDEN

    Vo 加藤いづみ
    B,Gt 上田ケンジ
    KB,Gt 上田禎
    Vn 岡村美央

01.ムーニームーン
  (MC)
02.元気でね バイバイ
03.橋の上 黒い猫
  (MC)今回のアルバムは上ケンの自宅スタジオで録音しました。
04.切なく青い空のページ
  (MC)
05.二人だけ (G 上ケン Vo いづみ)
  (MC)デビュー20周年。母になったことで恋の歌でも歌い方が変わってきました。
    次は、しっとり系を。
06.samida-rain
07.窓辺
08.For You
  (MC)上ケンとのツアーの思い出。上ケンのMCコーナー、昨日の夢の話。ツアーで大ゲンカした話。二人で映画を見に行ったりする気楽な男友達。その映画、どエロシーンで気まずかったこと。
    次は、上ケンのソロです。
09.
10.カナブン
  (MC)
11.夢の中でだけ
12.水時計
13.ピンクノイズ
  (MC)
14.星合いの空まで
  (ENCORE)
  (MC)いつもはソロで歌っていますが、今回は、仲間がいるっていいな、ってシンプルに思いました。
E1.僕の影 君の影
E2.ミュージックライフ
E3.見たい鏡

ステージは、中央左に、ウッドベース&アコースティックギターの上ケンさん。その右に加藤いづみさん。ステージ左がバイオリンの岡村美央さん。右がキーボード(時々アコースティックギターリズムマシン操作も)の上田禎さん。エレキギターエレキベースもなし、アコースティックな構成です。これ、すごく良いです。大好きです。自分の好みもさることながら、いづみさんの歌声にもマッチしていると思います。また、このくらいの広さのライブハウスで、しっとりと聴くのにちょうど良いですね。


アルバム「ピンクノイズ」のジャケット。

「ピンクノイズ」に関しては、長いこと加藤いづみさんを聴いているファンとしては、彼女らしさが味わえる珠玉の1枚である、と言えると思います。新曲と、これまでの上ケン作品の新アレンジの曲で構成されたアルバムです。彼女の、より源流なるものといえば、高橋研さん作品による曲ですが、上ケンさん作品は彼女の「第2章」と言って良いと思います。これ以上の評価は、もっと聞き込んでいかないとできないのが自分流だったりします。
アルバムタイトルの「ピンクノイズ」ですが、「パワーが周波数に反比例する雑音のこと。」(Wikipedia)だそうです。いわゆる1/fゆらぎ。癒しの音なのかな。対して全波長で同じパワーの雑音は「ホワイトノイズ」と言うそうです。音響・ビデオ関係の用語みたいです。


今回の下北沢GARDEN、初めて来ましたが、新しくてきれいなライヴハウスです。2009年開業だそうです。フロアに比してかなり広いステージが印象的。ステージの奥行きが深いのです。演劇を意識しているのかもしれません。今回は椅子席で、入場順の自由席でしたけど、普段はスタンディングなんでしょうね。フロアは正方形に近い感じ。椅子席で100〜150名くらいのキャパシティのようです。


終演後、本当はいけないんですけど、ちょっとステージに上って客席を見渡してみました。うん、このくらいのライブハウスで、ライブやってみたいですね、自分も。…なぁんて、最近、ライブに行くたびにこの手の「イメージ・トレーニング」しています。ライブやりたいなぁ…。質の良い音楽を聴いた直後だけに、その思いもいつもより強く感じています。


会場で、アルバムの先行発売がありまして、購入特典でライブ後にサイン会がありました。CDジャケットにサインしてもらう、というものです。

左が上田ケンジさん、右が加藤いづみさんのサインです。