早朝寄席

三週連続、ライブ(又は映画)→飲み会→カプセル泊まり→早朝寄席、です。


今回は…

三遊亭たん丈    『本膳』
林家ひろ木     『宗論』
柳家ほたる     『代書屋』
柳家麟太郎     『三方一両損

でした。


先週に引き続き上手側、前の方。今日はお天気が悪いわけでもないのになんとなくいつもより空いている気がします。寒いせいなのかな…?


秋田出身のたん丈さんは50歳。入門が遅かったそうです。二つ目昇進は08年。なんでも、彼の出来が悪かったので(話半分…くらいかな?)、落語協会では入門に年齢制限ができたそうで、31歳以上は入門できません。お話は、本膳の食事の礼式がわからなくて、村人が先生の所作を真似するのですが、失敗する先生の所作もそのまま真似てしまって…という有名なお話。お国訛りが良い味を出していまして、たっぷり笑わせていただきました。
ひろ木さんのまくらは「芸人はいいかげんな人が多い」ということで、まずは兄弟子の木久蔵さんの話から入り、日本人の宗教人口が3億人いるという話。そこから、浄土真宗門徒の親とクリスチャンの息子のすれ違い話。たぶん、枝葉の部分(下げも?)はその人なりの味付けをすると思うのですが、これがめっちゃ面白かったです。
ほたるさん、「妖怪や怪談が好き」と何かに書いたら(こういう事を書いておくと仕事が来る、と言われたそうですが)、「源平怪談合戦」というラジオ番組の出演依頼が来たそうです。ところが実は「好きだけど恐がり」だそうで、収録でも怖い思いをされたそうです。お話は「代書屋」。これも有名な話で、履歴書を代書する代書屋の話です。依頼者と代書屋のすれ違いを笑うお話ですが、いやー、面白かったです。
麟太郎さんは本日の最年長(…と、たん丈さんが言ってましたw)。これまた有名な「三方一両損」。財布を拾った江戸っ子の話ですが、江戸っ子の質をうまく笑いに持っていきます。実に弁舌たくみ、なめらかですが、なめらかゆえに眠くなりました…失礼…。で、最後に有名な大岡裁きが待っています。お約束を知っているゆえに、安心して最後を迎えられるお話です。


さて…また来週も、4週連続になりそうです(笑)。