ロボジー

先日、映画「ロボジー」見てきました。
このへんの映画って、好きなんですよね。肩肘張らずに見られる、間違いなく笑える、そんな映画。「制作費○○億」って自慢されるよりも、役者の動きやちょっとしたアイデアで勝負。あとは細かい遊び心が画面のどこかに隠れているような、そんな映画。
ストーリーは…地味な家電メーカーの社員3人が、二足歩行ロボットを作るのですが、発表会を前に壊れてしまいます。困ったあげく、中に人を入れてごまかそうとするのですが、ロボットのサイズにぴったり合ったのは、いい歳したわがままじいさん…。


私、最近、歳のせいか集中力が落ちてしまい、字幕を読むのに疲れてしまうので、洋画より邦画が好きです。邦画の方が「映画以前のお約束」が日本人バージョンなわけですから、洋画よりもよくわかるはず。これが洋画だと、例えば「聖書の話」とか知ってる事を前提にストーリーが進んだり、あるいはちょっとした味付けに使われたりしていますので、それがわからないのがくやしいわけです。そんなわけで、最近は断然、邦画です。
本作のメガホンを取ったのは矢口史靖(やぐちしのぶ)監督。「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ 」で有名な方です。と言えば、だいたいの方向は見当がつくでしょう。安心して見られるかな、という先入観を持って臨みました。
以下、見終わった感想をざっと書きます。ストーリーに関しては書きませんが、一応隠します。




まずは、面白かったです。単純化すると、この一言につきます。
ただ、見終わって残るちょっとした物足りなさはなんでしょうね?もっと笑えるんじゃないかとの期待が大きすぎた感がありますね。もっともっと爆笑できる部分が多いんじゃないかと思ったんです。それほどの期待があった事の裏返しなんですけど。
…で、数日たってから、はたと気がつきました。面白いシーンのかなりの部分は、予告映像で目にしているんだ、と。つまりこれ、予告編を作り込み過ぎたんじゃないかなぁ。美味しいところを紹介しすぎていた気がします。なんだか、もったいない…。
…なので、これから見に行く皆さん、公式サイトの予告映像は極力見ないようにしましょう。


さてさて、「ロボジー」って、どう読めば良いんでしょう?「アンジー」みたいに、最初の「ロ」にアクセントが来るのか、「ロボじい」みたいに真ん中の「ボジ」にアクセントが来るのか、意表をついて「ジ」にアクセントが来るのか?…この答えはいったい誰に聞いたらわかるんでしょうね?