NFL*1は、年初にレギュラーシーズンを終え、ポストシーズンのプレーオフが始まりました。リーグ戦が終わり、これから決勝トーナメントともいえるプレーオフ。２月５日の王座決定戦「スーパーボウル」に向けての戦いが始まっています。この時期、年末からスーパーボウルまでは、全てのNFLファンにとって、最もわくわくする時期です。
プレーオフのシステムは大リーグとほぼ同じ*2です。大リーグの「リーグ」にあたる「カンファレンス」は、AFCとNFCの二つあり、それぞれ東・西・南・北の４地区に別れています。それぞれのリーグから６チームずつ、つまり「各地区の優勝４チーム」＋「優勝以外のチームのうち勝率の良い２チーム（ワイルドカード）」がプレーオフに出場できます。
毎年のように熾烈な争いが展開されますが、今年も熱戦続きで、最終週WEEK17まで地区優勝（＝プレーオフ進出）を争っていたのが２地区ありました。また、プレーオフ進出が決まっても、シード順争い（シード順の良い方はホームで試合できるので有利）も続くので、シーズンの最後まで息の抜けない戦いが続くわけです。
さて、プレーオフです。トーナメント表はこうなっています。
両端に書いてある数字はシード順位。１〜４までは各地区優勝チームで勝率の順、５・６はワイルドカードでやはり勝率の順です。（同率の場合は…いろいろ詳しく決まりがありますが、ここでは省略します。）この高い方（数字の若い方）のチームのホームで試合が行われます。また、シード順位の高いチームは、常にシード順の低いチームを相手にすることになっています。なので、最初の山が終わった時点で対戦相手が入れ替わる事があります。
実は既にプレーオフが始まっていまして、録画中継も２試合見たところなんですけど、結果についてはまだ書きません。「WIN OR GO HOME」と言われるとおり、負けたら即シーズン終了ですので、各チームとも非常に気合いの入った戦い方をしています。なので、初めてNFLを見るならプレーオフから見るのをお勧めしても良いかもしれません。
この更新、実は３年前の同様の更新のコピペを改良して書きました。まぁ、毎年同じ時期に同じ更新するもんですから…ｗ
今年の展望…というより、私的に判官贔屓的観点から期待しているチームの紹介です。AFCはプレーオフ初出場のヒューストン・テキサンズ、NFCは12年振り出場のデトロイト・ライオンズに期待します。
テキサンズは2002年に誕生したNFLで最も若いチームで、ようやくプレーオフに出てくるまでの実力をつけて来ました。QBマット・ショーブがケガで欠場中ですが、ドラフト外入団のRBアリアン・フォスターに期待します。
ライオンズは12年振りのプレーオフ出場。しばらく低迷しており、2008年にはシーズン全敗という不名誉な記録を作ってしまいました。ようやく勝ち星がそろうようになり、プレーオフに出て来ました。３年目のQBスタフォードとWRジョンソンのホットラインが見所。1990年代には大好きなRBバリー・サンダースがいたチームなので、応援したいと思います。ライオンズの文字ロゴのＴシャツを持っていますが、文字が青なので、知らない人は西武ライオンズと間違えるだろうなぁ…。
さて、NFLという組織は、「戦力の均衡」に重きを置いたドラフト制度を敷いており、前年の最下位チームから指名するという、完全ウェーバー制になっています。その上、サラリーキャップといい、チーム全体のサラリーの上限額が決まっており、金持ちチームだからといってスター選手を集めることはできません。そのため、弱かったチームでも数年後には必ず強くなってくるようになります。それが早いか遅いか、それはフロントの腕次第です。…というわけで、デトロイトはずいぶん遠回りをしたんだなぁ…。
さてさて、今夜もＢＳ１のＮＦＬ中継を録画して、明日見ることにしましょう。
*1:National Football League＝アメリカンフットボールのプロリーグです。
*2:最も異なる点は、アメリカンフットボールの場合は１試合で勝敗が決まる点でしょう。
