通勤の車窓風景

今日から年末休みですが、昨日、一昨日の朝、通勤途上のお気に入りの風景を撮ってきました。私、こんな感じの、美しい里山の風景を見ながら、25分ほどのマイカー通勤しているのです。


家を出て少し走って、視界が開ける場所。冬の朝なので、自分の影が長く伸びて道路に落ちています。


部分拡大。きのこ山(528m)、足尾山(628m)。(…だと思いますw。)

頂上付近に禿げている部分がありますが、ここはハングライダー・パラグライダーの出発点です。この付近はスカイスポーツの名所で、お天気の良い休日ともなれば、たくさんのパラグライダーが空を舞っています。時々、わが家の上空付近にもやって来ることがあります。




もう少し走って、山が切れている場所に行くと、こんな風景が見られます。


わかりにくいので、パノラマ写真ぽく部分拡大してみます。


これ、遠く日光連山の山並みです。真ん中の、すぐにわかる良い形のは男体山。右側が女峰山。いちごの名前にもなっていますね。左側の真っ白いのは、白根山だと思います。
この日光連山、冬の晴れた日に良く見えます。ただし、こちら側(茨城県)のお天気が悪く(曇ったり霧だったり)ても見えませんし、むこう側(栃木県)のお天気が悪く(雪雲がかかったり)ても見えません。きれいに見える日は限られていますので、昨日はラッキーでした。(しかも年末で通勤車輌が少なく、比較的安心して路肩に駐車して撮影できました。)
冬以外でも見える日はあるのですが、雨上がりや台風一過など、よほど空気の澄んだ日だけ。かなり限られています。冬も、良く晴れて、放射冷却でキーンと冷え込んだ朝に良く見えます。空気中の水蒸気が霜になって地面に落下してしまうので、空気の透明度が上がるのでしょう。これ、星が良く見えるのと同じ条件です。
実家のある茨城県南部、南西側が開けた平野部では、同じような条件で富士山が見られます。季節によっては富士山に沈む太陽や、夕焼け空にシルエットになって浮かぶ富士山も見ることができます。


そんな、遠くの山や星が良く見えるこの季節、好きなんですよね。そして、いつの日も、遠くの山まで見えるような、きれいな空気だと良いな、と思います。