太陽系を購入!

太陽系はオレのものだ!



…えー…すみません。私、この度、太陽系を購入しました。太陽も地球も木星も、みんな私のものです!!!



太陽系征服を企んでいる方、以下を参考にしてください(笑)。



50億年前、まだ太陽系はありません。

太陽系は、こんな箱に入っていました。


太陽系がパッケージから出たのが、46億年前です。

太陽系は、プチプチに包まれていたのダ!!!


それから数千万年の間に、原始惑星系からほぼ現在の惑星の構成になってきます。

太陽系は、惑星直列で入っていたのダ!!!



さて、私がこの太陽系を手に入れたお話をしましょう。いつもフルートを習いに行くイオン・ショッピングセンターの中に、「無印良品の店」があります。通りすがりに、ずっと気になっていた商品がありました。透明なアクリルケースの中の、太陽系。天文マニアとしては、かなりそそられました。でも、ご存じの方も多いですけど、私の部屋に、こういった飾り物を置くスペースはありません。ずーっと横目で見ながら、我慢し続けて来たのです。
ところが、今日、太陽系を通りかかると、「50%off」の看板が! …こ、これはッ!! 太陽系をわが物にするチャンス到来!!!(ボーナスも出たしw)
でも、ちょっと考えましたよ。何しろ太陽系ですから、大きな買い物ですし…w。 夕食を食べる間じゅう悩みました。買ってもなぁ、飾るところないしなぁ…。それに、良く見るとちゃちだしなぁ…。正確なスケールモデルじゃないしなぁ…。(ちなみに、正確なスケールモデルだったら、天体が小さすぎて、ほとんどが空間になってしまいます。それが太陽系のリアルな姿ですけど。)
でもまてよ、50%offってことは、処分セールなのかな?というと、もしかすると、もう手に入らないかもしれないなぁ…。まぁ太陽系は一点ものだし…w。地球だったら、とりあえず住めるし…w。えぇい、迷うな自分!『買わない後悔よりも買って後悔』だッ!!!(某ギターコレクターの名言ですww)
…で、買っちゃいました。私、恒星どころか、惑星さえ買うのは初めてだったのです。でも、不動産を買う時って「めぐり合わせ」なんですよね。なんといっても思い切りが肝心。一度逃すと同じ物は二度と出てこないし…。いや、まてよ、惑星は動くから不動産じゃないのかな?(笑)


帰宅後、すぐに太陽系をオープン。早速、「今日の太陽系」を再現。太陽と惑星のなす角度を近似して表してみました。

この写真は、おおむね、やまねこ座の方向から太陽系を見下ろしている図になります。うん、侵略者はこうして惑星系を見て、あーでもない、こーでもないと、侵略会議をしているに違いありません。


この太陽系、一番大きい太陽が約55mm、地球で15mm、一番小さい水星が10mmほどです。大きさの比率は合っていませんし、軌道は全て円軌道で軌道傾斜も再現できません。とはいえ、太陽の周囲に惑星を自由にレイアウトすることができ、[太陽の周囲を複数の惑星が公転している]太陽系の雰囲気を味わうことができます。
ちなみに、デアゴスティーニ社の「週刊 天体模型」だと、歯車の組み合わせで惑星が動くんですけどね…。これは完成された方の動画です。

でも、お手軽価格でアカデミックな雰囲気を味わいたい方、ぜひどうぞ。また、侵略者の皆さん、入門用にお一ついかがですか?


ちなみにお値段です。

太陽系が\1000で君のものに!


こんな事もできます。「手のひらに太陽を」…(笑)

 太陽は、けん玉の玉くらいですね。


木星。木目の縞模様が良い感じですが、自転軸が横倒しなのが何とも残念…!

木製の木星www



こうして、太陽系をわが物にして悦に入っていたのですが、ネットで調べたところ、思わぬところで太陽系をめぐる陰謀を知ることになりました。それは、これです!
無印良品 木製太陽系
太陽系全ての惑星を巻き込む大陰謀!!! … つまり、実は最初から\1000だったというお話…。ちゃん、ちゃん。


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