台風の名前

今週末、台風12号が日本列島を直撃するようです。


この台風ですが、Talas(タラス)という名前があるのをご存じですか?フィリピン語で「鋭さ」を意味する言葉です。このように、東アジアで発生する台風には、14カ国の言葉で順番に固有名をつけることになっています。これは2000年から行われていることで、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である「台風委員会」で決められたことです。14カ国で各国10ずつの名前を出し、合計140の名前が決められています。台風の発生件数は、年間20数個ですから、6年たてばまた同じ名前が巡ってくることになります。


日本語では、てんびん・やぎ・うさぎ・かじき・かんむり・くじら・コップ・コンパス・とかげ・わし、が台風の名前として準備されています。全て星座の名前です。今年、21号が発生すれば、それは「わし」と命名されることになります。


従来、アメリカでは女性の名前をつける習慣があり、この命名は占領下の日本でも使用され、しばらく使われました。戦後すぐの頃、日本に大被害を及ぼしたものに、カスリーン(キャサリン)台風、キティ台風などがありました。また、つい先日、アメリ東海岸に上陸したのは、アイリーン台風でした。さすがにアメリカでも、最近(1979年から)は男女交互に命名されるようになったようですが…。


参考URL 気象庁「台風の番号と名前」


♪Hello, my friend 今年もたたみだしたストア− 台風がゆく頃は涼しくなる … (Hello, my friend / 松任谷由美)